今週の注目レポート (11月1日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。


●プレミアグループ(7199)【 1→1】

「25/3期上期は3事業がともに伸長、大幅増益の好決算、高成長が続く」
TIWは目標株価は3,400円を維持し投資評価は「1」を継続する。理由は、(1)25/3期上期(4-9月)は大幅増収、大幅増益(税引前利益)の好決算、(2)上期決算では、中古車市場が横ばいにとどまる中で中核のファイナンス事業においてクレジット取扱高で2桁成長を維持し将来収益(繰延収益)を安定的にBSにストックしたこと、カープレミアクラブ会員組織(販売店及び整備工場)の拡大推進を各事業の伸長、収益力向上に繋げていること(ファイナンス事業での取扱高の伸長、故障保証事業での自社商品の取扱高伸長や原価低減の実現等)などが評価できる、(3)TIWは8期連続で増収増益(税引前利益)を見込む同社25/3期計画上振れを見込む、(4)強固なビジネスモデルを背景に高成長局面が続く中、25/3期TIW予想PER17.3倍などの株価指標面に割高感が特段ないこと、などによる。
予想ROE:32.1% PBR:5.5倍、来期予想PER:13.9倍、来期予想EPS成長率:24%
株価(11/1終値):2,318円 Fモデルによる理論株価:2173円(10月30日by高田悟)

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。
算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。