今週の注目レポート　(6月21日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点（ROE・財務レバレッジ・PBR水準等）で、注目銘柄をピックアップします。

●パーク24（4666）【 2+→2+】
「上期は国内事業堅調により経常利益は大幅増益、計画を超過達成」
TIWでは投資評価は「2+」を維持する。理由は、（1）24/10期上期は大幅増収、経常段階で大幅増益、計画超過達成の好決算、（2）上期決算では駐車場事業国内で筋肉質化した事業体質の維持が確認できたこと、モビリティ事業での会員数増加ペースの加速と台当たり利用料の伸長、海外事業は全体では損失が拡大したとはいえ、主要英国では損失が縮小したことなどがポジティブである、（3）24/10期は同社計画を上回る着地をTIWは見込むこと、（4）TIWではモビリティ事業はカーシェアを中心に成長余地が大きく、海外事業は足元は厳しいが事業ポートファリオの転換により徐々に改善が進むとみるため、同社業績は拡大基調が続く公算が大きいとみる、（5）24/10期TIW予想PER12.8倍などの株価指標面にも割安感があるとみることなどによる。
予想ROE：30.8％　PBR：4.0倍、来期予想PER：11.1倍、来期予想EPS成長率：15％
株価（6/21終値）：1,609.5円　Fモデルによる理論株価：1795円（6月21日by高田悟）

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。
算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。