今週の注目レポート (1月26日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。


●パーク24(4666)【 2+→2+】

「24/10期は過去最高益更新を目指す計画に対し順調に発進」
24/10期12月の月次速報数値から、国内駐車場事業ではタイムズパーキングの売上高が前月に続き連続で前年同月及びコロナ禍前の19/10期の売上高を上回ったこと、モビリティ事業では1台当たりの利用料が前年同月から伸長したことに加え、車両台数、貸出拠点数、会員数の拡大を順調に図ったことなどが確認できた。駐車場事業の海外で豪州稼働がやや弱いという印象も、主力の駐車場事業国内で売上高を伸ばしていること、成長事業のモビリティで規模拡大を加速しながら、利用料増加が図れていることなどから24/10期は各利益段階で過去最高益を目指す計画に対し順調なスタートを切ったと言えそうだ。株価指標面にも特段割高感がないことから投資評価は「2+」を維持する。
予想ROE:30.8% PBR:5.4倍、来期予想PER:12.9倍、来期予想EPS成長率:15%
株価(1/26終値):1,865.5円 Fモデルによる理論株価:1510円(1月23日by高田悟)

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。
算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。