今週の注目レポート (1月19日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。


●note(5243)【 1→2+】

「営業黒字化は遠のくも成長シナリオは不変、依然株価の評価余地大」
投資判断を「2+(Outperform)」へと引き下げる。TIW業績予想を前回から下方修正。他方、株価指標面からみた評価余地は依然大きい。23/11期業績は20%増収、営業損益380百万円の損失となった。売上高成長に加えコスト管理も進展、赤字幅が一段と縮小した。主力のnote事業の売上高は2,213百万円(同21%増)。会員登録者数やコンテンツ数の拡大が収益増に直結した。note pro事業の売上高は427百万円(同37%増)。認知度向上による利用企業の増加に加え、2023年2月実施の月額料金引き上げが寄与した。24/11期会社予想は21%増収ながら赤字継続。新規事業に向けた人的投資がかさむことがその要因。早期黒字化が遠のく印象となった。
予想ROE:0.3% PBR:5.5倍、来期予想PER:30.0倍、来期予想EPS成長率:57.6倍
株価(1/19終値):580円 Fモデルによる理論株価:380円(1月15日by岩元泰晶)

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。
算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。