今週の注目レポート (6月16日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
●サンセイランディック(3277)【 2+→1】
「23/12期通期業績予想は上方修正されたが、再上方修正が濃厚だろう」
23/12期1Q(1-3月)決算は売上高64.8億円(前年同期比45.9%増)、経常利益10.4億円(同2.5倍)と好発進。粗利益率は33.4%と高水準を維持。会社計画(期初時点では非開示)に対しても売上高で13.9億円、営業利益で4.0億円上回った。底地の権利調整が想定以上に順調に進み、販売も好調だったことが主因。不動産市況の影響を受けやすい居抜きも引続き順調で会社計画の売上高・利益を上回った。1Q決算発表と同時に2Q累計及び通期会社業績予想は上方修正された。業績の再上方修正が濃厚な中、株価は出遅れ感が強いとみて投資評価を「1」に引き上げる。
予想ROE:9.8% PBR:0.6倍、来期予想PER:5.9倍、来期予想EPS成長率:10%
株価(6/16終値):888円 Fモデルによる理論株価:1601円(6月12日by堀部吉胤)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。
算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
TIWマガジン「投資の眼」 株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
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