今週の注目レポート (6月9日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
●ウイルプラスホールディングス(3538)【 1→1】
「取り扱いブランドの登録正常化等により4Qは業績急回復が見込まれる」
23/6期3Q累計(7-3月)は2桁営業減益となり計画進捗に遅れがみられる。ただし、輸入車納車遅延が主因であり前受金の増加や主要取り扱いブランドの足下の登録急回復などからTIWは過度な懸念は不要と考える。むしろ、新車苦戦の一方でストック型ビジネスを確り積み上げていることが評価できる。更には、TIWでは23/6は計画割れとなっても営業段階での増益確保と過去最高益更新は可能とみること、TIWの中期的な成長見通しに変化なく24/6期も営業過去最高益更新を見込むことに加え、株価指標面の割安感などから目標株価は1,450円を維持し、投資評価は「1」を継続する。
予想ROE:17.9% PBR:1.2倍、来期予想PER:5.8倍、来期予想EPS成長率:13%
株価(6/9終値):1,109円 Fモデルによる理論株価:2600円(6月9日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。
算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
TIWマガジン「投資の眼」 株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。