今週の注目レポート (3月24日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
●パーク24(4666)【 2+→2+】
「1Qは大幅増収大幅営業増益、23/10期は順調に発進」
TIWでは投資評価「2+」を維持する。その理由は、23/10期1Q(11-1月)は駐車場国内、モビリティ、駐車場海外の3事業の事業利益が増益、計画を上回り、大幅営業増益確保の好決算となった、1Q決算では、駐車場国内がコロナ禍前を売上高は下回ったが事業利益は上回った、モビリティの事業利益がコロナ禍前を大幅に上回ったが台当たり利用料売上高の向上が大幅な業績伸長に寄与した、駐車場海外が2四半期連続で黒字を確保したことなどで収益力の向上が着実に進んでいることが確認できた、更には、TIWでは、23/10期は計画上振れを見込み24/10期以降も堅調な業績展開を見込むことに加え、コロナ禍で傷んだ財務の改善が課題だが順調な業績回復基調を踏まえると、同社の財務基盤改善目標(25/10期末に自己資本比率30%)達成の確度が高まっているとみること、などによる。
予想ROE:28.5% PBR:6.8倍、来期予想PER:17.9倍、来期予想EPS成長率:32%
株価(3/24終値):1,815円 Fモデルによる理論株価:1,229円(3月22日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。
算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。