今週の注目レポート (12月23日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
●パーク24(4666)【 2+→2+】
「22/10期は3期ぶりの最終黒字、23/10期は守りから攻めに転じる」
TIWでは投資評価「2+」を維持する。その理由は、22/10期は前半コロナ影響を強く受けたが、尻上がりに業績改善が進み、全事業が増益、全利益段階で3期ぶりの黒字化、直前の予想を更に上回る着地となったこと、などがポジティブな決算となった。22/10期決算では、中核駐車場事業国内及びモビリティ事業において、コロナ前(19/10期)を売上高は下回ったが、事業利益は超過したことが事業体質の改善が進んだことの証左として評価できる。23/10期計画では経常利益は大幅増益、過去最高を見込むがTIWは達成可能と考える。更には、業績回復基調にある中、株価指標面にも特段割高感がないこと、などによる。
予想ROE:27.9% PBR:9.6倍、来期予想PER:22.8倍、来期予想EPS成長率:29%
株価(12/23終値):2,158円 Fモデルによる理論株価:988円(12月19日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。
算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。