今週の注目レポート (8月19日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
●メック(4971)【 2+→2+】
「データーセンター向け需要が堅調で上方修正」
2Q(1-6月)は増収増益で着地、かつ利益は過去最高益となった。要因は、主力薬品であるCZシリーズが好調(単価及び数量増により前期比8億円増)、為替が追い風(同5億円増)、である。但し人員増とベースアップにより営業利益率は低下した。下期も期初計画より若干であるが上方修正されている。昨今、半導体業界の足踏み状態が報道されているが会社側はこの点について各企業毎によるとの認識であり、上期好調であったデーターセンター需要は継続し下期も堅調との見方をとっている。通期業績予想が上方へ修正されたが配当は45円/年で維持された。
予想ROE:15.3% PBR:2.3倍、来期予想PER:14.7倍、来期予想EPS成長率:6%
株価(8/19終値):2,697円 Fモデルによる理論株価:2960円(8月16日by山方秀之)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)〔http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。