『TIWモデルポートフォリオ』の月間レポート(8月)
【TIW藤根靖昊が考える参考ポートフォリオ『TIWモデルポートフォリオ』】
“大きく後退 ”
■ 2021年8月度のパフォーマンス結果(月間)は、絶対パフォーマンスで+0.62%、対TOPIX(パフォーマンスの単純差異)では▲2.51%、対日経平均(同)では▲2.33%であった。
■ 8月は好調な米国市場に比べて出遅れ感は強いものの、月末に向けて日本株市場にも底入れ感が台頭してきた。ただし、物色対象が割安と高成長が入り混じり、方向感をとらえきれず、大きく苦戦した。また、対TOPIXでは大きく後退した。
■ 8月中は2銘柄を採用し(除外なし)、月末時点の採用銘柄数は17銘柄となった。月末時点の銘柄(17銘柄)の対TOPIXの勝ち負けは、6勝11敗と大きく負け越し、またかなり出入りの激しい展開でもあった。対TOPIXにおけるプラス寄与では、ベイカレント・コンサルティング(6532)+22.6%、バリュエンスHD(9270)+13.5%、Sun Asterisk(4053) +10.5%。マイナス寄与は、ワールドHD(2429)▲21.2%、メディカル・データ・ビジョン(3902)▲16.8%、マツダ(7261)▲14.1%、任天堂(7974)▲9.3%。 [パフォーマンス数値はいずれも対TOPIX]
■ 9月は、アフガニスタン情勢などリスク要因は引き続き残るものの、ジャクソンホール会議を終えて米国のテーパリングに関して市場の織り込みがほぼ終えたと考えられること、新型コロナの感染の拡大(国内、海外)が目先のピークを越えたと思われることから、日本株には強含みの展開を期待する。物色対象としては、マザーズ市場などの成長株が有望と考える。
■ 設定来の累計(2011/12/27からの9年8ヵ月間)では、絶対パフォーマンスで+566.21%。TOPIXに対するパフォーマンス(TOPIXを常に100として計算)は、2.46倍と前月(2.52倍)から下降。8月末時点でTOPIXに対する年率平均超過リターン(過去累計)は9.8%と前月(10.1%)から0.3ポイント悪化した。
TIWは、“個人投資家が株式投資においてプラスのパフォーマンスを得るにはどのような投資戦略を採ることが望ましいのか”、を熟慮することから始めました。その議論の中で、次の3つを実現することを目指しました。
◇ 金融・経済について専門知識がなくても株式投資が楽しめるようにする。
◇ 投資に関して膨大な時間を費やさなくても投資成果を期待できるようにする。
◇ ポートフォリオの構築後は、日々のマーケット変動に振り回されること無く、銘柄入替を余裕を持って行えるようにする。
成長性があり、足もとの業績が確りした企業をその時点のマーケットに対して比較的割安な株価水準で投資をする。答えはシンプルですが、そのためにマーケットの妥当水準を常に考え、バリュエーション方法も独自に考案しています。
TIWモデルポートフォリオは、2011年12月27日の開始以来、銘柄の新規採用、除外に関する全てを、そのタイミングにレポートとして、完全にオープンに公表しております。
毎月、月初に月間成績に関するレポートを発行しているほか、随時(不定期)銘柄入替えに関するレポートを発行しております。
採用銘柄等の詳細に関してはレポートに掲載しております。TIWレポートをご採用いただいている証券会社にてご覧いただきます。
【現在、オンライン証券では、マネックス証券、GMOクリック証券にてご覧いただいております。採用銘柄等の詳細に関してはそちらでご覧下さい。】
TIWモデルポートフォリオは、TIWの銘柄選択手法の合理性を証明することを目的に作成・提供しているものであり、パフォーマンスを保証するものではありません。あくまでも投資家への情報提供を行うものであり、それに依拠したいかなる結果に対してもTIWは一切の責任を負いません。また、レポート等の作成に関して、完全性、正確性、適時性を保証するものではありません。投資に係る最終決定は投資家ご自身の判断と責任で行ってください。