『TIWモデルポートフォリオ』の月間レポート(6月)
【TIW藤根靖昊が考える参考ポートフォリオ『TIWモデルポートフォリオ』】
“6月はハイテク・成長株が高パフォーマンス”
■ 2021年6月度のパフォーマンス結果(月間)は、絶対パフォーマンスで+5.56%、対TOPIX(パフォーマンスの単純差異)では+4.49%、対日経平均(同)では+5.80%であった。
■ 米NASDAQ市場が史上最高値を更新するのを受けて、日本株でもハイテク系や高成長株のパフォーマンスが高かった。TIWモデルポートフォリオは比較的成長株のウエイトが高いこともあり、市場環境が奏功した。僅かであるが年初来の対TOPIXがプラスとなり、漸く地上に出た。
■ 6月中は入替はなく、月末時点の採用銘柄数は採用上限である20銘柄と変わらず。月末時点の銘柄(20銘柄)の対TOPIXの勝ち負けは、14勝6敗と大きく勝ち越した。対TOPIXにおけるプラス寄与では、ベイカレント・コンサルティング(6532)+18.4%、ネクステージ(3186)+16.2%、富士通(6702)+15.9%、ワールドHD(2429)+15.8%、マツダ(7261)+10.6%と10%を超える銘柄が5銘柄あった。マイナス寄与は、アニコムHD(8715)▲8.8%、バリュエンスHD(9270)▲7.8%。 [パフォーマンス数値はいずれも対TOPIX]
■ 6月中に銘柄数を絞り込んで次の展開に備える計画であったが、全般的に好調であったことから見送った状況にある。7月は機動的に入替に動きたい。
■ 設定来の累計(2011/12/27からの9年6ヵ月間)では、絶対パフォーマンスで+564.71%。TOPIXに対するパフォーマンス(TOPIXを常に100として計算)は、2.48倍と前月(2.37倍)から上昇。6月末時点でTOPIXに対する年率平均超過リターン(過去累計)は10.0%と前月(9.6%)から0.4ポイント改善して5ヵ月ぶりに10%台を回復した。
TIWは、“個人投資家が株式投資においてプラスのパフォーマンスを得るにはどのような投資戦略を採ることが望ましいのか”、を熟慮することから始めました。その議論の中で、次の3つを実現することを目指しました。
◇ 金融・経済について専門知識がなくても株式投資が楽しめるようにする。
◇ 投資に関して膨大な時間を費やさなくても投資成果を期待できるようにする。
◇ ポートフォリオの構築後は、日々のマーケット変動に振り回されること無く、銘柄入替を余裕を持って行えるようにする。
成長性があり、足もとの業績が確りした企業をその時点のマーケットに対して比較的割安な株価水準で投資をする。答えはシンプルですが、そのためにマーケットの妥当水準を常に考え、バリュエーション方法も独自に考案しています。
TIWモデルポートフォリオは、2011年12月27日の開始以来、銘柄の新規採用、除外に関する全てを、そのタイミングにレポートとして、完全にオープンに公表しております。
毎月、月初に月間成績に関するレポートを発行しているほか、随時(不定期)銘柄入替えに関するレポートを発行しております。
採用銘柄等の詳細に関してはレポートに掲載しております。TIWレポートをご採用いただいている証券会社にてご覧いただきます。
【現在、オンライン証券では、マネックス証券、GMOクリック証券にてご覧いただいております。採用銘柄等の詳細に関してはそちらでご覧下さい。】
TIWモデルポートフォリオは、TIWの銘柄選択手法の合理性を証明することを目的に作成・提供しているものであり、パフォーマンスを保証するものではありません。あくまでも投資家への情報提供を行うものであり、それに依拠したいかなる結果に対してもTIWは一切の責任を負いません。また、レポート等の作成に関して、完全性、正確性、適時性を保証するものではありません。投資に係る最終決定は投資家ご自身の判断と責任で行ってください。