『TIWモデルポートフォリオ』の月間レポート(3月)
【TIW藤根靖昊が考える参考ポートフォリオ『TIWモデルポートフォリオ』】
“方向感を掴めなかった3月”
■ 2021年3月度のパフォーマンス結果(月間)は、絶対パフォーマンスで+4.06%、対TOPIX(パフォーマンスの単純差異)では▲0.74%、対日経平均(同)では+3.32%であった。
■ マーケットはやや回復基調にあるものの、方向感や物色対象が明確でない中、積極的には動きづらい展開が続いている。半導体不足から自動車関連に強気になれない中、半導体関連も年初の調整過程からの戻りが見られない。新年度を見据えてマーケットは強含みで推移すると思われるものの、成長株にドライブをかけるタイミング待ちが続いている。3月中は5銘柄採用、5銘柄除外、月末時点の採用銘柄数は17銘柄で変わらない。
■ 月末時点の銘柄(17銘柄)及び除外5銘柄(計22銘柄)の月間の対TOPIXの勝ち負けは、11勝11敗と引き分けであった。3月に採用した5銘柄は全てプラスであったが、全体を大きく挽回するには到らなかった。対TOPIXにおけるプラス寄与では、オープンハウス(3288)+10.9%。マイナス寄与が大きかったのは、トリケミカル研究所(4369)▲12.0%、任天堂(7974)▲9.3%(パフォーマンス数値はいずれも対TOPIX)。全体的に小動きであった。
■ 4月は、高成長銘柄採用のタイミングを図りたい。
■ 設定来の累計(2011/12/27からの9年3ヵ月間)では、絶対パフォーマンスで+535.49%(過去最高を更新)。TOPIXに対するパフォーマンス(TOPIXを常に100として計算)は、2.35倍と前月(2.37倍)からやや低下した。3月末時点でTOPIXに対する年率平均超過リターン(過去累計)は9.7%と前月(9.9%)から0.2ポイント悪化し、3ヵ月連続の悪化となった。
出所:TIW
TIWは、“個人投資家が株式投資においてプラスのパフォーマンスを得るにはどのような投資戦略を採ることが望ましいのか”、を熟慮することから始めました。その議論の中で、次の3つを実現することを目指しました。
◇ 金融・経済について専門知識がなくても株式投資が楽しめるようにする。
◇ 投資に関して膨大な時間を費やさなくても投資成果を期待できるようにする。
◇ ポートフォリオの構築後は、日々のマーケット変動に振り回されること無く、銘柄入替を余裕を持って行えるようにする。
成長性があり、足もとの業績が確りした企業をその時点のマーケットに対して比較的割安な株価水準で投資をする。答えはシンプルですが、そのためにマーケットの妥当水準を常に考え、バリュエーション方法も独自に考案しています。
TIWモデルポートフォリオは、2011年12月27日の開始以来、銘柄の新規採用、除外に関する全てを、そのタイミングにレポートとして、完全にオープンに公表しております。
毎月、月初に月間成績に関するレポートを発行しているほか、随時(不定期)銘柄入替えに関するレポートを発行しております。
採用銘柄等の詳細に関してはレポートに掲載しております。TIWレポートをご採用いただいている証券会社にてご覧いただきます。
【現在、オンライン証券では、マネックス証券、GMOクリック証券にてご覧いただいております。採用銘柄等の詳細に関してはそちらでご覧下さい。】
TIWモデルポートフォリオは、TIWの銘柄選択手法の合理性を証明することを目的に作成・提供しているものであり、パフォーマンスを保証するものではありません。あくまでも投資家への情報提供を行うものであり、それに依拠したいかなる結果に対してもTIWは一切の責任を負いません。また、レポート等の作成に関して、完全性、正確性、適時性を保証するものではありません。投資に係る最終決定は投資家ご自身の判断と責任で行ってください。