『TIWモデルポートフォリオ』の月間レポート(10月)

2020/11/02

【TIW藤根靖が考える参考ポートフォリオ『TIWモデルポートフォリオ』】

 

4ヵ月連続で対TOPIXパフォーマンス過去最高

■ 2020年10月度のパフォーマンス結果(月間)は、絶対パフォーマンスで▲1.36%、対TOPIX(パフォーマンスの単純差異)では+1.48%、対日経平均(同)では▲0.46%であった。

■ 絶対パフォーマンスでの過去最高更新はならなかったが、対TOPIXパフォーマンスでは4ヵ月連続で過去最高を更新した。10月中は採用2銘柄、除外7銘柄。月末時点の採用銘柄数は5銘柄減少して13銘柄となった。

■ 月末時点(13銘柄)ならびに月内に除外した7銘柄の採用中の月間(対象期間)の対TOPIXの勝ち負けは、10勝10敗であった。対TOPIXにおけるプラス寄与が大きかった銘柄としては、関通(9326)+31.7%、メディカル・データ・ビジョン(3902)+19.0%%、ジャパンエレベーターサービスHD(6544)+12.6%、ネクステージ(3186)+11.9%。マイナス寄与が大きかったのは、 Hamee(3134)▲20.0%、田中建設工業(1450)▲9.9%、プレステージインターナショナル(4290)▲9.1%(パフォーマンス数値はいずれも対TOPIX)。8月以降に新規採用した銘柄のパフォーマンスが全般的に奮わない。高バリュエーション銘柄が頭打ち傾向にあり、パフォーマンス面での踊り場を迎えたような印象もある。

■ 11月は、米大統領選挙(3日)が転換点になるのか、投票結果の混迷を深め、さらなる波乱に向かうのか不透明感が強い。バリュー銘柄への物色傾向の変化の可能性もあるが、市場がリバウンドする可能性にも備えて高成長銘柄の採用候補を用意しておきたい。

■ 設定来の累計(2011/12/27からの8年10ヵ月間)では、絶対パフォーマンスで+468.05%(=過去最高は9月の+475.86%)。TOPIXに対するパフォーマンス(TOPIXを常に100として計算)は、2.60倍と前月(2.54倍)からさらに上昇。10月末時点でTOPIXに対する年率平均超過リターン(過去累計)は11.4%と前月(11.4%)と変わらず



出所:TIW


出所:TIW

 

 

TIWは、“個人投資家が株式投資においてプラスのパフォーマンスを得るにはどのような投資戦略を採ることが望ましいのか”、を熟慮することから始めました。その議論の中で、次の3つを実現することを目指しました。
◇ 金融・経済について専門知識がなくても株式投資が楽しめるようにする。
◇ 投資に関して膨大な時間を費やさなくても投資成果を期待できるようにする。
◇ ポートフォリオの構築後は、日々のマーケット変動に振り回されること無く、銘柄入替を余裕を持って行えるようにする。

成長性があり、足もとの業績が確りした企業をその時点のマーケットに対して比較的割安な株価水準で投資をする。答えはシンプルですが、そのためにマーケットの妥当水準を常に考え、バリュエーション方法も独自に考案しています。

TIWモデルポートフォリオは、2011年12月27日の開始以来、銘柄の新規採用、除外に関する全てを、そのタイミングにレポートとして、完全にオープンに公表しております。
毎月、月初に月間成績に関するレポートを発行しているほか、随時(不定期)銘柄入替えに関するレポートを発行しております。
採用銘柄等の詳細に関してはレポートに掲載しております。TIWレポートをご採用いただいている証券会社にてご覧いただきます。

【現在、オンライン証券では、マネックス証券、GMOクリック証券にてご覧いただいております。採用銘柄等の詳細に関してはそちらでご覧下さい。】

TIWモデルポートフォリオは、TIWの銘柄選択手法の合理性を証明することを目的に作成・提供しているものであり、パフォーマンスを保証するものではありません。あくまでも投資家への情報提供を行うものであり、それに依拠したいかなる結果に対してもTIWは一切の責任を負いません。また、レポート等の作成に関して、完全性、正確性、適時性を保証するものではありません。投資に係る最終決定は投資家ご自身の判断と責任で行ってください。

 

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
TIWマガジン「投資の眼」   株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。

このページのトップへ