『TIWモデルポートフォリオ』の月間レポート(8月)

2020/09/01

【TIW藤根靖が考える参考ポートフォリオ『TIWモデルポートフォリオ』】

 

27ヵ月振りに絶対値で過去最高を更新

■ 2020年8月度のパフォーマンス結果(月間)は、絶対パフォーマンスで+15.54%、対TOPIX(パフォーマンスの単純差異)では+7.38%、対日経平均(同)では+8.96%であった。

■ 2018年1月以来となる絶対値での過去最高を更新。対TOPIXパフォーマンスも2ヵ月連続で過去最高を更新した。TOPIXに対して(TOPIXを常に100として計算)2.45倍となった(前月は2.29倍)。 8月中は採用6銘柄、除外4銘柄。月末時点の採用銘柄数は2銘柄増加して15銘柄。

■ 月末時点(15銘柄)ならびに月内に除外した4銘柄の採用中の月間(対象期間)の対TOPIXの勝ち負けは、11勝8敗であった。対TOPIXにおけるプラス寄与が大きかった銘柄としては、Sun Asterisk(4053)+80.7%、田中建設工業(1450)+49.2%、関通(9326)+21.5%、メディカル・データ・ビジョン(3902)+19.7%。マイナス寄与が大きかったのは、ベイカレント・コンサルティング(6532)▲20.5%、エレコム(6750)▲15.6%、村田製作所(6981)▲12.2%、メック(4971)▲10.8%、富士通(6702)▲10.3%、ダイフク(6383)▲10.0%(パフォーマンス数値はいずれも対TOPIX)。 Sun Asterisk、田中建設工業の2銘柄が大きく牽引して高パフォーマンスを得たが、一方で守備が弱く、出入りの激しい展開となった。

■ FRBの金融緩和継続が確認されたこと、新型コロナに対する「指定感染症」の見直しの可能性、「GO TO トラベル」キャンペーンからの東京除外解除が見込まれること、菅官房長官の総理就任(の可能性)によって緩和路線の継続、などを見据えてマーケットは景気に対して強含みの展開が予想される。引き続き高成長銘柄に注力する一方で、リバウンド期待銘柄を物色したい。

■ 設定来の累計(2011/12/27からの8年8ヵ月間)では、絶対パフォーマンスで+447.53%(=過去最高)。TOPIXに対するパフォーマンス(TOPIXを常に100として計算)は、2.45倍と前月(2.29倍)からさらに上昇(2ヵ月S連続で過去最高更新)。8月末時点でTOPIXに対する年率平均超過リターン(過去累計)は10.9%と前月(10.2%)より0.7ポイント向上した

 



出所:TIW


出所:TIW

 

 

TIWは、“個人投資家が株式投資においてプラスのパフォーマンスを得るにはどのような投資戦略を採ることが望ましいのか”、を熟慮することから始めました。その議論の中で、次の3つを実現することを目指しました。
◇ 金融・経済について専門知識がなくても株式投資が楽しめるようにする。
◇ 投資に関して膨大な時間を費やさなくても投資成果を期待できるようにする。
◇ ポートフォリオの構築後は、日々のマーケット変動に振り回されること無く、銘柄入替を余裕を持って行えるようにする。

成長性があり、足もとの業績が確りした企業をその時点のマーケットに対して比較的割安な株価水準で投資をする。答えはシンプルですが、そのためにマーケットの妥当水準を常に考え、バリュエーション方法も独自に考案しています。

TIWモデルポートフォリオは、2011年12月27日の開始以来、銘柄の新規採用、除外に関する全てを、そのタイミングにレポートとして、完全にオープンに公表しております。
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TIWモデルポートフォリオは、TIWの銘柄選択手法の合理性を証明することを目的に作成・提供しているものであり、パフォーマンスを保証するものではありません。あくまでも投資家への情報提供を行うものであり、それに依拠したいかなる結果に対してもTIWは一切の責任を負いません。また、レポート等の作成に関して、完全性、正確性、適時性を保証するものではありません。投資に係る最終決定は投資家ご自身の判断と責任で行ってください。

 

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