『TIWモデルポートフォリオ』の月間レポート(7月)

【TIW藤根靖が考える参考ポートフォリオ『TIWモデルポートフォリオ』】

 

TOPIX22ヵ月振りに過去最高を更新

■2020年7月度のパフォーマンス結果(月間)は、絶対パフォーマンスで+3.43%、対TOPIX(パフォーマンスの単純差異)では+7.45%、対日経平均(同)では+6.02%であった。

■年初来で対TOPIXでプラスに浮上するとともに、対TOPIXパフォーマンスの過去最高を2年2ヵ月ぶりに更新。TOPIXに対して(TOPIXを常に100として計算)2.29倍となった(過去最高は18年5月の2.17倍) 7月中は新規採用2銘柄、除外5銘柄。月末時点の採用銘柄数は3減少して13銘柄。

■月末時点(13銘柄)ならびに月内に除外した5銘柄の採用中の月間(対象期間)の対TOPIXの勝ち負けは、12勝6敗であった。対TOPIXにおけるプラス寄与が大きかった銘柄としては、ベイカレント・コンサルティング(6532)+45.4%、田中建設工業(1450)+27.0%、メディカル・データ・ビジョン(3902)+19.3%、Hamee(3134)+18.2%、富士通(6702)+15.9%、など。マイナス寄与は、関通(9326)▲23.9%、ギフト(9279)▲13.1%(パフォーマンス数値はいずれも対TOPIX)。5月から進めてきた成長銘柄へのシフトが奏功した。

■マーケットは米中の緊張の高まり、新型コロナ感染拡大による世界経済の急回復への期待剥落などから月末にかけて値を崩しつつある。こうした中で8月は、成長銘柄への資金集中に向かう動きがある一方で、そうした銘柄の急落リスクを抱える展開が予想され、神経質な舵取りが求められるように感じる。

■設定来の累計(2011/12/27からの8年7ヵ月間)では、絶対パフォーマンスで+373.88%(過去最高は18年1月の430.77%)。TOPIXに対するパフォーマンス(TOPIXを常に100として計算)は、2.29倍と前月(2.12倍)から急伸(過去最高更新)。7月末時点でTOPIXに対する年率平均超過リターン(過去累計)は10.2%と12ヵ月ぶりに10%台に回復した

 

 



出所:TIW


出所:TIW

 

 

TIWは、“個人投資家が株式投資においてプラスのパフォーマンスを得るにはどのような投資戦略を採ることが望ましいのか”、を熟慮することから始めました。その議論の中で、次の3つを実現することを目指しました。
◇ 金融・経済について専門知識がなくても株式投資が楽しめるようにする。
◇ 投資に関して膨大な時間を費やさなくても投資成果を期待できるようにする。
◇ ポートフォリオの構築後は、日々のマーケット変動に振り回されること無く、銘柄入替を余裕を持って行えるようにする。

成長性があり、足もとの業績が確りした企業をその時点のマーケットに対して比較的割安な株価水準で投資をする。答えはシンプルですが、そのためにマーケットの妥当水準を常に考え、バリュエーション方法も独自に考案しています。

TIWモデルポートフォリオは、2011年12月27日の開始以来、銘柄の新規採用、除外に関する全てを、そのタイミングにレポートとして、完全にオープンに公表しております。
毎月、月初に月間成績に関するレポートを発行しているほか、随時(不定期)銘柄入替えに関するレポートを発行しております。
採用銘柄等の詳細に関してはレポートに掲載しております。TIWレポートをご採用いただいている証券会社にてご覧いただきます。

【現在、オンライン証券では、マネックス証券、GMOクリック証券にてご覧いただいております。採用銘柄等の詳細に関してはそちらでご覧下さい。】

TIWモデルポートフォリオは、TIWの銘柄選択手法の合理性を証明することを目的に作成・提供しているものであり、パフォーマンスを保証するものではありません。あくまでも投資家への情報提供を行うものであり、それに依拠したいかなる結果に対してもTIWは一切の責任を負いません。また、レポート等の作成に関して、完全性、正確性、適時性を保証するものではありません。投資に係る最終決定は投資家ご自身の判断と責任で行ってください。

 

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。