今週の注目レポート (5月8日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
●日本電産(6594)【 2+→2+】
「今21/3期は減収増益を見込む。株価の見方は従来通り」
20/3期営業利益は前期比15%減の1,103億円。計画に届かなかったが、新型コロナの影響もあり売上が未達だったこと、追加の構造改革費用の計上などが要因。4月時点で中国は感染拡大前の生産水準にほぼ回復しているが、欧米は6割強の水準に留まっている。同社はこれまでもピンチをチャンスに変える経営力を実績で示してきた。今回も収益構造改革策を進めており、売上半減でも営業黒字確保を目指す。新型コロナの試練を通して、経営力の差が一段と明瞭に表れる可能性が高い。
予想ROE:10.2% PBR:3.8倍、来期予想PER:27.8倍、来期予想EPS成長率:27%
株価(5/8終値): 6,169円 Fモデルによる理論株価:2,663円(5月7日by服部隆生)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)〔http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。