今週の注目レポート (9月13日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

 

●VTホールディングス(7593)【 2+→2+】
「1Qは2桁営業増益で順調に発進」
20/3期1Q(4-6月)は住宅関連事業が牽引したとはいえ、2桁営業増益となり同社計画線で順調にスタートした。同社は20/3期の営業利益は19/3期比19.7%増(20/3期よりIFRSへ移行、19/3期実績をIFRSに直した数値との比較)を見込むが十分達成可能とみる。また、日産自動車系販社と海外苦戦が重なり2桁営業減益となった19/3期を底に業績は回復基調に向かうとの従来からのTIWの見方に変化はない。更には、株価指標面に割安感(20/3期TIW予想PER10.7倍、予想配当利回り4.47%など)があることなどから投資評価は前回レポート時からの「2+」を維持。
予想ROE:11.8% PBR:1.4倍、来期予想PER:9.7倍、来期予想EPS成長率:10%
株価(9/13終値):466円 Fモデルによる理論株価:447円(9月9日by高田悟)

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)〔http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。