今週の注目レポート (9月6日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
●ヨコオ(6800)【 1→2+】
「1Qは回路検査用コネクタが上向き好調、車載通信機器の収益力改善が待たれる」
20/3期1Q(4-6月)決算が大幅営業増益となり、通期計画を上方修正したことはポジティブ。ただし、好決算の牽引役が需要変動の激しい半導体検査市場向け回路検査用コネクタであり、22/3期を最終年度とする中期経営計画で生産性の改善等により大幅な収益改善も見込む主力の車載通信機器の収益改善に遅れがみられること、株価は前回レポート時から3割上昇し、TIW目標株価2,400円を超え株価指標面に割安感がないこと、などから投資評価を引き下げる。
予想ROE:10.4% PBR:2.3倍、来期予想PER:16.5倍、来期予想EPS成長率:27%
株価(9/6終値):2,715 円 Fモデルによる理論株価:2,117円(9月5日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)〔http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。