『TIWモデルポートフォリオ』の月間レポート(8月)

2019/09/02

【TIW藤根靖が考える参考ポートフォリオ『TIWモデルポートフォリオ』】

 

6ヵ月連続で対TOPIXプラス

■ 2019年8月度のパフォーマンス結果(月間)は、絶対パフォーマンスで▲3.29%、対TOPIX(パフォーマンスの単純差異)では+0.11%、対日経平均(同)では+0.51%であった。
■ 8月中は新規採用はなく、2銘柄を除外したため、月末時点の採用銘柄数は12銘柄となった。
■ 月末時点での採用中12銘柄に除外した2銘柄を加えた14銘柄の月間(対象期間)での対TOPIXの勝ち負けは、6勝8敗と負け越しであった。対TOPIXでプラスの寄与が大きかった銘柄としては、ヨコオ(6800)+19.5%、プロトコーポレーション(4298)+9.3%、マイナス寄与が大きかった銘柄としては、日本リビング保証(7320)▲12.3%、プレミアグループ(7199)▲7.7%であった。月の前半は内需系の小型株が極めて好調であったが、後半は一転してむしろ売られる展開が続いた。対TOPIXでは僅かに上回り、6ヵ月連続プラスを達成したものの、市場の潮目が変わってきた可能性もあるようだ。
■ 米中貿易戦争の緩和観測も出ているものの、世界経済の減速感が強まる可能性もあり、9月は引き続き内需中心の構成を継続する。辛抱が必要な市場展開も予想されるだけに、銘柄数を増加させることによるリスク分散が求められるかもしれない。
■ 設定来の累計(2011/12/27からの7年8ヵ月間)では、絶対パフォーマンスで+329.93%(過去最高は18年1月の430.77%)。TOPIXに対するパフォーマンス(TOPIXを常に100として計算)は、2.06倍と前月から僅かに良化した(過去最高は18年5月の2.17倍)。8月末時点でTOPIXに対する年率平均超過リターン(過去累計)は9.9%と再び2桁を割った。

 




8月は中盤から小型の内需銘柄が崩れた。

出所:TIW

 

 

 

TIWは、“個人投資家が株式投資においてプラスのパフォーマンスを得るにはどのような投資戦略を採ることが望ましいのか”、を熟慮することから始めました。その議論の中で、次の3つを実現することを目指しました。
◇ 金融・経済について専門知識がなくても株式投資が楽しめるようにする。
◇ 投資に関して膨大な時間を費やさなくても投資成果を期待できるようにする。
◇ ポートフォリオの構築後は、日々のマーケット変動に振り回されること無く、銘柄入替を余裕を持って行えるようにする。

成長性があり、足もとの業績が確りした企業をその時点のマーケットに対して比較的割安な株価水準で投資をする。答えはシンプルですが、そのためにマーケットの妥当水準を常に考え、バリュエーション方法も独自に考案しています。

TIWモデルポートフォリオは、2011年12月27日の開始以来、銘柄の新規採用、除外に関する全てを、そのタイミングにレポートとして、完全にオープンに公表しております。
毎月、月初に月間成績に関するレポートを発行しているほか、随時(不定期)銘柄入替えに関するレポートを発行しております。
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TIWモデルポートフォリオは、TIWの銘柄選択手法の合理性を証明することを目的に作成・提供しているものであり、パフォーマンスを保証するものではありません。あくまでも投資家への情報提供を行うものであり、それに依拠したいかなる結果に対してもTIWは一切の責任を負いません。また、レポート等の作成に関して、完全性、正確性、適時性を保証するものではありません。投資に係る最終決定は投資家ご自身の判断と責任で行ってください。

 

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
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