東京瓦斯<9531>昨年の高値更新から大きく上下するもボックス圏内を上下し方向感なく推移中…ここから株価どうなる?

2024/02/10

 

2/2に第3四半期決算発表を迎えた東京瓦斯<9531>。2023年は4月から上昇トレンドを迎え10/12には年初来高値を更新しています。

そこからは大きく上下はするも横這いでの推移が続き、今年も引き続き同じような水準のボックス圏を推移しています。

そのような中、 決算発表を迎えた同社ですが、ここからどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

東京瓦斯<9531>の第3四半期決算前後の株価動向は?


同社の株価は、決算を挟んだ1ヶ月間(1月下旬~2月中旬)で、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

東京瓦斯<9531>の第3四半期決算前後の株価動向|シナジスタ

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2023年の株価の推移を見ると、上昇傾向が13回、下落傾向が11回見られます。この数字を見る限り上昇傾向と下落傾向が、ほぼ均衡していると読み取れるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は2000年の1回のみです。2016年に約10%の上昇が見られますが、10%には届いていません。

対して、5%以内の変動は上下合わせて14回あります。その他は中程度の変動であることをふまえると、同社の株価は小幅に変動する確率が高いでしょう。

これらを考慮すると同社の株価は、この時期に全体として上下のどちらに動くかは分からなく、小幅に変動する可能性が高いでしょう。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

東京瓦斯<9531>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:3,570円
下値目安:3,262円

※1/22終値3,404円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約4.8%、下落幅は約4.1%と考えられます。よって、上値は「3,570円」、下値は「3,262円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、直近の下落からは上昇しますが、ボックス圏の範囲内での上昇にとどまります。

年初来高値更新目前ではありますが、そこからさらに上昇し高値を更新する可能性は低いでしょう。

また、これによりボックス圏の変動幅が狭まっていくでしょう。そうなると、次の展開は株価変動が落ち着いてからになると考えられます。

反対に、下値の目安に到達した場合は、株価の下位に位置している200日移動平均線の手前まで下がります。

こうなると、下落リスクが高まりそうに見えますが、こちらも上値と同様ボックス圏の範囲内での下落にとどまります。

もし、200日移動平均線の下抜けが続くようなことがあれば、ボックス圏の水準が一段下がる恐れが高まります。

もしくは展開が変わり、下落トレンドに入るリスクもありますので、この200日移動平均線から、どのような動きを見せるかが、今後のポイントになるでしょう。

このように同社は、この時期に小幅に変動する可能性が高く、上下のどちらに進むかもほぼ均衡していることから、次の展開が少々読みにくいかもしれません。

加えて、上値下値のどちらの目安に届いてもボックス圏から抜けることがないので、引き続き上下を繰り返す可能性が高いでしょう。

ただし、直近は200日移動平均線を割る場面も見られますので、この状態が続くかどうか見て、このまま下落方向に進まないか慎重に見極めていきましょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2024/2/8時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) ー高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)ー

トレード歴12年以上の現役トレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。単年で負ける年もあったものの12年間以上、安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。

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