ワークマン<7564>5月に年初来安値更新も、そこから上昇を開始し、直近も短期間で2回年初来安値更新中…決算発表で株価どうなる?
8/8に第1四半期決算発表を迎えるワークマン<7564>。2020年に一時10,000円台に到達したものの、その後、長期の下落トレンドに入り、今年5/10には4,230円の年初来安値を更新しました。
しかし、ようやくそこで下げ止まり、その後は、順調に上昇を続け、7/28、8/2と短期間で年初来高値を更新しています。そして、再度、年初来高値を射程圏に直近も上昇中です。
そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
ワークマン<7564>の第1四半期決算前後の株価動向は?
では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(7月下旬~8月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2001年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が8回、下落傾向が11回、変わらずが2回見られます。この数字を見る限り、この時期にやや下落しやすい傾向があると考えられるでしょう。
変動幅を見ると、10%以上の変動は上下合わせて、3回見られます。5%以内の変動は上下合わせて、12回見られます(変わらずを除く)。
これを考慮すると、同社の株価は、まれに大きく動くときは大きく動き、その他の時期は、比較的穏やかな変動であると読み取れるでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
ワークマン<7564>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:6,670円
下値目安:5,910円
※7/27終値6,270円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約6.3%、下落幅は約5.7%と考えられます。よって、上値は「6,670円」、下値は「5,910円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安をに到達した場合は、7/28の6,450円、8/2の6,660円と、短期間での年初来高値を、再び更新します。もし、再度年初来高値を更新することがあれば、さらなる上昇を期待しても良いでしょう。
ただし、同社の株価は、この時期に比較的変動が小さいことが傾向として見られます。運良く、変動が大きな年になれば良いですが、例年の傾向は小幅な変動ですので、過度な期待は控えたほうが良いでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、現在右肩上がりに推移する25日移動平均線を下抜けします。
75日移動平均線までは、まだ余力があるので大きな下落になる可能性は低いですが、ここから調整局面を迎えるかもしれません。そういった意味では、ここでの反発がどうなるかが、今後の展開のポイントでしょう。
このように同社は、これまで順調に上昇を続け、更に高値を狙えるところまできています。しかし、例年の傾向を見ると、大きく動く可能性は低く、小幅な変動が予測されるので、このまま調整局面に入るかもしれません。
しかし、もしここから再度年初来高値を更新する動きがある場合は、過去の大きな上昇幅10~15%の上昇が見られることも想定されます。
いずれの場合も、例年の傾向とはやや違った動きをした場合の話ではありますが、データ分析では、このような展開も想定されます。
順調に上昇を続けてきているだけに、ここからさらに上昇を期待したいところですが、例年の傾向をふまえ、楽観的になることなく、ここで調整局面に入ることも想定しながら、今後の展開を見ていくのが良いでしょうう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2022/8/4時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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