日産自動車<7201>4月からのボックス圏を抜け出し、決算前から徐々に上昇し高値圏を推移中…年末にかけて株価もっと上がる?
11/12に第2四半期決算発表を終えた日産自動車<7201>。決算前から徐々に上昇し始め、現在まで大きく株価上昇してきています。
25日移動平均線との乖離は20%程で、通常よりも大きなプラス乖離の状況です。そのようなこともあり、この後、利益確定売りなどにより、いったん調整する可能性あるのが同社の現状です。
同社は、ここから年末にかけて、どのように推移する可能性があるのでしょうか?
日産自動車<7201>年末にかけての株価動向は?
同社は、4月に大きく下落してから、上昇の機会がないままボックス圏を推移していました。そこから、直近の急上昇で過熱感は否めませんが500円台を上抜けしています。
では、ここから年末にかけて、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が8回、下落傾向が12回見られます。この数字を見る限り、やや下落傾向があると考えられるでしょう。
変動幅を見ると、2001年、2009年は20%以上の上昇をしています。また、2018年には約15%の下落をしています。その他は、おおよそ10%以内にとどまっています。
これをふまえると、急上昇と急落するときがあるものの、比較的値動きが小さいと考えられるでしょう。そして、やや下落するときのほうが多いと考えられるでしょう。
では、同社の株価は、ここから年末にかけて株価が推移することが予測されるのでしょうか?
NEC<6701>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:564.5円
下値目安:489円
※11/27終値517.2円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約9.1%、下落幅は約5.4%と考えられます。よって、上値は「564.5円」、下値は「489円」が目標株価と考えられるでしょう。
もし、上値の目安に到達した場合は、直近の高値を上回ることになります。そうなると、引き続き500円台を維持し、これまでの安値圏から脱し、トレンドが変化してくるでしょう。
反対に下値の目安に到達した場合は、現在の25日移動平均線の上を維持します。よって、もしここまで下落しても大きな下落につながることなく、例年通りの下落にとどまると考えられるでしょう。
このように同社は、現在これまでの安値圏から抜け、一段高い水準で推移する可能性が出てきています。反対に、直近は過熱感が出ていることもあり、そこから下落した場合も、例年の動向で考えると、それほど大きな下落にならないと考えられます。
以上をふまえると、同社はこのまま年末にかけて500円台を維持できるかがポイントになるでしょう。ここでの動き次第で、軟調に推移するか、それとも上昇に向かうかが分かれるでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2020/11/30時点に執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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