三菱UFJFG<8306>第2四半期決算発表からボックス圏を抜け急上昇中…年末にかけて年初来高値更新の可能性は?
11/13に第2四半期決算発表をおこなった三菱UFJフィナンシャルグループ<8306>。決算発表前に急上昇し、発表当日には上方修正の好材料が出たことで430円前後のボックス圏から抜け出しました。
これまで3月の下落から上昇の機会なく低迷してきた同社ですが、ここから年末にかけて、どのように推移する可能性があるのでしょうか?
三菱UFJフィナンシャルグループ<8306>年末にかけての株価動向は?
同社は、3月の下落前は550~600円ほどを推移していました。しかし、3月の下落後、低迷が続きなかなかボックス圏を抜け出すことができませんでした。それが、直近で抜け出したこともあり、ここからの展開が気になるところでしょう。
では、ここから年末にかけて(11月初旬~年末)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2001年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が10回、下落傾向が9回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向と下落傾向が均衡していると考えられるでしょう。
変動幅を見ると、10%以上の変動が8回あり、5%未満の変動は8回あります。これをふまえると、同社はその年によって傾向が違うことが確認できます。
そのときになってみないと、上下のどちらか分からず、変動幅も分からない難しい傾向が見られます。
では、同社の株価は、ここから年末にかけて株価が推移することが予測されるのでしょうか?
三菱UFJフィナンシャルグループ<8306>の目標株価は?
あくまでも参考データではありますが、データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:476.0円
下値目安:384.6円
※11/2終値421.7円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約12.8%、下落幅は約8.8%と考えられます。よって、上値は「476.0」、下値は「384.6円」が目標株価と考えられるでしょう。
もし上値の目安に到達した場合は、年初来高値更新まではいきませんが、直近の上昇よりも更に上昇します。そうなると、年明けのご祝儀相場に向け新しい展開が期待できるかもしれません。
反対に、下値の目安に到達した場合は、3月につけた年初来安値に近づきます。そうなると、ここが下値の抵抗線として意識されながら、再び低迷が続く可能性があるでしょう。
このように同社は、毎年動向が違うことで、非常に予測しにくい状況です。また、変動幅が大きいときもあるので、偶然その年に直面すると、年初来安値に近づくことも想定されます。
以上をふまえると、上昇したときには機会を逃した気になるかもしれませんが、動向がつかみにくいというリスクを取らずに様子見をするのも選択肢の一つでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2020/11/16時点に執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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