ソフトバンクG<9984>ここから来月の第2四半期決算発表にかけて、年初来高値更新の可能性は?
11月上旬に第2四半期決算発表を迎えるソフトバンクグループ<9984>。コロナ・ショック以前に高値「5,871円(2/12)」をつけたあと、3/19には「2,610円」まで急落しました。
その後、徐々に回復し直近では、再度7,000円付近を推移しています。
株価の変動が大きい印象を受ける同社ですが、ここから第2四半期決算発表にかけて、株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
ソフトバンクグループ<9984>の第2四半期決算発表に向けた1ヶ月間の株価動向は?
同社は、10月に入り7,000円付近を推移しています。しかし、数ヶ月前には5,000円台を推移していることも考慮すると、大きく変動しています。
では、ここから第2四半期決算発表に向けた1ヶ月間(10月中旬~11月中旬)に、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が10回、下落傾向が10回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向と下落傾向は均衡していると考えられるでしょう。
しかし、変動幅を見ると、下落時は20%以上の大きな下落が過去に見られます。ただし、直近は10%以内の小さな変動にとどまっています。また上昇時は10%以上が4回ありますが、6回は小幅な上昇にとどまっています。
これらをふまえると、比較的小さな変動にとどまっていますが、過去に大きな下落があったことは気になります。
では、同社の株価は、ここからどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
ソフトバンクグループ<9984>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:7,610円
下値目安:6,339円
※10/15終値7,016円基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約8.4%、下落幅は約9.6%と考えられます。よって、上値は「7,610円」、下値は「6,339円」が目標株価と考えられるでしょう。
もし、上値の目安に到達した場合は、年初来高値を再び更新することになります。ただし、現在、過熱感が出ているので、そのまま上昇が継続するのは難しいかもしれません。
反対に下値の目安に到達した場合は、75日移動平均線を下抜けします。その場合は、これまでの推移を見ると、これを抵抗線に反発しているので、同じような動きをする可能性があるでしょう。
このように直近まで上昇を続けている同社ですが、過熱感が出ていることも考慮すると、調整局面に入るかもしれません。
その一方で、過去に大きく株価が変動したこともふまえると、さらに上昇することへ過度に期待せず、様子見をするのも選択肢の一つでしょう。ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2020/10/19時点に執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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