ローソン<2651>7/9第1四半期決算発表。この半年間で4,800円から6,500円の大きな幅で乱高下のまま短期的下落トレンドへ…決算発表で株価どうなる?
7/9に第1四半期決算発表を迎えるローソン<2651>。コロナ・ショックにより3/13には年初来安値となる「4,855円」をつけましたが、すぐにリバウンドし下落前の水準6,000円台を回復しました。
しかし、その翌日大陰線をつけ急降下するなど、この半年の間、およそ4,800円から6,500円の大きな幅で乱高下しています。第1四半期決算を迎える同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
ローソン<2651>の第1四半期決算前後の株価動向は?
コロナ・ショック後の回復が早いと思われたのも束の間、再度急落し、また上昇下落を繰り返すなど、安定しない値動きが続いていました。6月の初旬につけた「6,320円」から、直近までは下落傾向が続き、5,200円台に下落するなど、値動きが安定していません。
このような中、同社は間もなく第1四半期決算発表を迎えます。では、決算を挟んだ1ヶ月間(6月下旬~7月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2001年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が13回、下落傾向が6回見られます。この数字を見る限り、上昇があると考えられるでしょう。ただし、上昇率が2%前後が6回あるので、上昇と下落の可能性は、半々とも考えられます。
なお、変動幅が5%を越えて上下することも6回にとどまっているので、あまり大きな株価変動もないと読み取れます。では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
ローソン<2651>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:5,750円
下値目安:5,280円
※2020年6/25終値5,530円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約4%、下落幅は約4.5%と考えられます。よって、上値は「5,750円」、下値は「5,280円」が目標株価と考えられるでしょう。この変動幅を見ても、それほど大きな変動はないと読み取れます。
ただし、下値の目安は、直近でも最も下落した5,320円を割り込みます。そうなってきた場合、もう一段の下落の可能性も出てくるでしょう。
以上をふまえると、同社は決算発表によって株価が大きく変動する可能性は低いものの、直近の短期的な下落トレンドを考慮すると、やや厳しい見方をしておいたほうが良いかもしれません。
そういった意味では、ここ数日の値動きが重要であり、売買の判断をせず様子見のスタンスでいるのも賢明な選択肢の一つかもしれません。ぜひ、このような情報をふまえて、あなたも投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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