資産運用力の向上で人生を上方修正しよう!
資産運用力の向上で人生を上方修正しよう!
これは弊社の創業時からのキャッチフレーズであり、特に個人投資家の方々には「そうあってほしい」という願いである。今まであまり「資産運用」に真剣に取り組んでこられなかった方々も、ぜひ今年はNISAをきっかけに本物の資産運用力をつけていただきたいと思う。
6年ぶりに日経平均の大発会がマイナスでスタートした2014年であるが、大きく下げたのは日経平均だけで(要するに寄与度上位10社が大幅に下落)、物色対象が広がりつつある好ましい状況になっている。
さて、まずは12月のモデルポートフォリオのご報告から。
12月のマーケットは、日米市場とも高値更新の展開となった。
米国市場は再び過去最高値を更新した。FRBによる量的金融緩和縮小への懸念でNYダウは一時は15700ドルレベルまで売られたが、1月からの米国債の月間買い入れ額が現在の850億ドルから750億ドルへと減額にとどまったこと、加えてゼロ金利は継続されることが決定し再びリスクオンとなった。経済指標は景気回復を期待させるものが多く、1月の米政府機関の一部閉鎖も回避されたことも買い安心感につながった。12月のダウは490ドル上昇の16576ドルとなり月間の騰落率は+3.0%。ナスダックは4176となり117ドル上昇の+2.9%となった。なお、2013年におけるパフォーマンスはダウが5年連続上昇の+26.6%、ナスダックは2年連続上昇の+39.9%となった。ダウの上昇率は95年以来18年ぶりの大きさとなった。
日本市場は続伸。月初こそ米国の金融緩和縮小によるリスクオフへの警戒から日経平均は15100円台まで下落する局面があったが、小幅な金融緩和縮小、円安効果、米国市場の過去最高値更新を受けて日本市場も活況となった。12/25の証券優遇税制適用の取引最終日を通過すると個人投資家による売り圧力が減少し、NISAへの期待感から連日で年初来高値を更新。2年連続の大納会高値にて終了した。為替は対ドルで105.30円レベルまで売られた。12月の日経平均は16291円で取引を終え、先月末の15661円から630円上昇し月間騰落率は+4.0%となる一方、Topixは+3.5%にとどまった。小型株市場はジャスダック平均が+4.0%、マザーズ指数は+7.0%となった。
2013年の年間の市場別パフォーマンスを見ると、日経平均が+56.7%(昨年+22.9%)と大きく上昇。直近では2005年に+40.2%という年があるが、+50%以上となると1972年の+91.9%まで遡らなければならないほどの記録となった。一方、Topixは+51.5%(同+18.0%)と日経平均に対して水をあけられる形に。小型株市場はTopix smallが+45.1%(同+19.0%)、東証二部が+44.2%(同+17.3%)、ジャスダック平均+45.3%(同+19.8%)、マザーズ+137.2%(同+2.1%)とマザーズの急騰が目立った。今年は5月に大きな調整があったが、その後切り返して力強い動きとなった。
太田忠投資評価研究所のインターネットによる個人投資家向け「投資実践コース」 における12月のモデルポートフォリオのパフォーマンスは+6.4%(11月は+9.8%)となった。2013年の年間パフォーマンスは+50.3%(11月末は+41.2%)、累計パフォーマンスは+139.8%(11月末は+125.3%)となり過去最高値を更新して終えた。
ポートフォリオの年間パフォーマンスは+50.3%(昨年は+11.4%)となったが、太田忠投資評価研究所が目標とする年率+10%の運用リターンに対して大幅に超過することができた。2013年も運用の基本方針である「フルインベストメントをおこなわず」「時間的分散投資を実行し」「リスク管理の徹底(逆指値の設定による損失限定&逆指値の引き上げによる実現益拡大)をおこなう」を実行した。2009年3月の運用開始以来の累計パフォーマンスは+139.8%(2012年末は+59.6%)となり、5年弱の期間でパフォーマンスは大きく積み上がった(2009年+13.3%、2010年+21.4%、2011年+4.2%、2012年+11.4%、2013年+50.3%)。
太田忠投資評価研究所の目指すところは「リスク管理」を徹底しながらどんなマーケットにおいても年率+10%の資産運用力をつけることである。「年率+10%」のペースで長期投資を続ける資産は10年後に2.6倍、20年後に6.7倍、30年後に17.4倍ものパフォーマンスを実現する(モデルポートフォリオにおける平均年率実績は+19.1%)。そのためには、一攫千金よりも着実に利益を積み重ね、相場のクラッシュにおいていかに損失幅を小さくするかが重要になってくる。長期投資をすればするほど、相場がクラッシュする局面に多く出くわす。その対処の優劣が長期パフォーマンスを大きく左右する。現在のマーケットは好調であるが、いつも上昇相場とは限らないため、今一度この点を肝に銘じておこう。
さて、今年は「午年」。株式市場では「尻下がり」との異名を持つ。過去5回の日経平均パフォーマンスは2002年-18.6%、1990年-38.7%、1978年+23.4%、1966年+2.4%、1954年-5.8%と1978年を除いて総じて良くない。とは言え、2014年のマーケットは春先までは堅調な展開が続き、消費増税ともタイミングが重なる決算を挟んで調整局面、そしてその後は円安に変わりがなければ再び盛り返す流れを太田忠投資評価研究所では予想している。
現在はちょうど1年前と同じように「先高観」が強く出ているため、運用資産を積み上げる好機である。2014年の日経平均は前回高値の2007年2月に付けた18300円の奪回をトライすることになるだろう。なお、現状の最大のリスク要因は隣国(北朝鮮、韓国、中国)との緊張の高まりである。
さあ、気を引き締めて1月を乗り切ることにしよう。
弊社のインターネットによる個人投資家向け投資講座は随時受付中であり、ご興味のある方はぜひ一度ご訪問下さい。
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