資金が爆発的に増える無知投資法（後編）

こんにちは、石田です。

今日も「資金が爆発的に増える無知投資法（後編）」についてお話しします。

前編では・・・。

イメージとしては数百万円が数千万～億になる感じの「圧倒的に儲かる時期を経験した投資家」は、それが「無知がゆえに儲けが加速した」ことを知っていて「今だったら怖くてやらないけど、その怖さを知らなかったからできた」と、口をそろえて言う。

しかし、その無知がゆえに儲けを加速させたやり方を「怖さとリスクを理解したうえで計画的に実行する」ことによって無知投資法として確立させる。

みたいな内容をお話ししました。

後編では続きの事例から行きますが、詳細は「前編」に遡らないと意味が分からないかもしれません。

興味がある方は「前編」を探してみてください。

というわけで３つ目の事例ですが、これも株の投資家さんから直接聞いた、「投資家さんの知り合い『だった』方の話」です。

それまで全般低迷していたマーケットが２０１２年の後半あたりから大きく上昇に転じた場面があります。

私の知人の投資家さんも、最初はうまく転換場面のトレンドに乗れ、一気に上昇が加速する場面があったのでそこでいったん手仕舞いして次の仕掛け場面を待つことにしたそうです。

しかし・・・。

「押し目待ちに押し目なし」という言葉がありますが、「待てど暮らせど上昇は止まらず」で、まったく買うことができずにその上昇を指をくわえてみていることに。

私もはっきり覚えていますが、この時の上昇は各カテゴリーでなかなかの期間継続しました。

その時、その投資家さんの知り合いの投資家さんは「利益確定とポジションアップの全力買い」を繰り返して短期間で莫大な利益を手にしたそうです。

その時、私の知り合いの投資家さんは「自分は怖くてこのやり方は真似できないな」と思っていたそう。

結局・・・。

全力買いを繰り返して大儲けした投資家さんは「その戦略をその後も継続」し、その後の下落と持ち合いで「利益以上の損失を出す」ことになり、今は連絡が取れないそうです。

事例はここまでで、無知投資法の解説に入ります。

仕掛け方と資金に「極端な偏り」を作ることで短期間で大きく儲かる可能性があります。

しかし、それは「本来の投資のリスクを知ればできない事」であり、無知だからこそ得られる利益です。

これを「怖さとリスクを理解したうえで計画的に実行する」ためのステップは

１：その戦略のためだけの資金を用意する
２：偏った戦略を準備する
３：偏った場面を待つ
４：全力買い（売り）

の４つです。

＝１：その戦略のためだけの資金を用意する＝戦略上、「通常の投資よりもリスクは高い」ので、「万が一の際、全額失っても構わない資金」を準備します。

本当に失う可能性が高いので少額で構いません。

できれば別の投資（トレード）で生み出した利益額から回してくることをお勧めします。

少額であってもこの投資法は「投資法自体にレバレッジがかかっている」ので、うまくハマれば化けてくれます。

＝２：偏った戦略を準備する＝偏った戦略を紙面で説明するのは難しいのですが、重要なキーワードを羅列すると・・・。

・スタート時以外ファンダメンタル＆テクニカル無視・エントリーポイントを吟味しない・買い（売り）のどちらか同じ行為を日々繰り返す（売ったり買ったりしない）・買いっぱなし（売りっぱなし）・トレールを使わない利益確定・朝仕掛けて夕方決済・夕方仕掛けて翌日の朝決済こんな感じでしょうか。

＝３：偏った場面を待つ＝中長期の期間、同じことを繰り返すわけですからある程度大きな時間枠サイズのロウソク足（最低でも日足以上）が「トレンド転換する場面」を待ちます。

このトレンド転換の判断方法は最初だけなのでファンダメンタルズでもテクニカルでも自分が得意なものを利用すればよいです。

実はここが「勝負の場面」で、転換したと判断した場面からこの無知投資法をスタートするので「その判断が間違い（逆）」であればそこで資金を失って終了。

となります。

うまくその方向が当たれば次のステップです。

＝４：全力買い（売り）＝上か下か方向が決まり、うまく流れに乗れば「トレールを使わない利確（決済）を繰り返す」ようにします。

例えば、・朝仕掛けて夕方決済・夕方仕掛けて翌日の朝決済・月曜日に仕掛けて週末に決済等々。

ここが重要ですが、「この時に含み損であれば決済せずに次の場面へ持ち越す」ようにします。

なぜなら転換したトレンドの方向が当たっていることが前提ですからよほど運が悪くなければトータルで利益が残ります。

現物株などであれば継続可能ですが、レバレッジ銘柄であればこの途中段階で深い押し目などが現れると資金が底をつく可能性がありそうなってしまえば負けを認めざるを得ません。

あとは一度決済したらポジションアップして再仕掛けを繰り返す。

となります。

うまく資金が増えたとしてどこでやめるかについては・・・。

自分で考えましょう（笑

私には一応ルールがあるのでヒントだけお伝えしておきますと、、、

同じことをやり続けた結果資金を失うわけなので、「何をもって資金が減り始めたと判断すればよいか？」をルール化してください。

「やり続けなければ、全額は無理だとしても利益は残る」ということです。

投資歴が浅く、リスク管理の甘い「たまたま大儲けした投資家」のやったことを戦略的に取り組むのがこの「無知投資法」です。

中長期のトレンド判断が当たるか外れるかは運みたいなもの。

あなたに幸運が舞い込むことを祈っておきます。

それではまた！