投資にいくら資金を使えばよいのか?

2021/11/25

こんにちは、石田です。

さて、今日は「投資にいくら資金を使えばよいのか?」についてお話しします。

これこれこういうやり方の投資がある、という話をすると、投資歴の浅い方からは決まって「それやるのにいくら資金があればいい?」と聞かれます。

別にいくらでも良いのですが、年末も近いですし、「投資が失敗して冬のボーナスがそのまま犠牲になる」のも問題なので正しい資金の割り振り方についてお話ししておきましょう。

投資のカテゴリーにより、割り振り方は変わりますが、今回は「マーケット(相場)」で利用する資金に限定してお話しします。

投資のやり方(手法、ルール)には拘るけど「資金」にはあまり目を向けす、最終的に後悔している方が多いのが現実です。

これから投資を始める方はもちろん、すでに投資を行っている方は今一度、以下を参考に適切な金額が投資に割り振られているか考えてみて下さい。

まず、自分の所有する資産全体に目を向けます。

この時点では預貯金や積立などの現金資産に限らず不動産や貴金属、宝飾品、時計、その他も含まれます。

その「モノ」が資産に該当するかどうかは、「現金に換金することができるか?」で判断すればよいでしょう。

そしてその資産全体の中から先に「現時点ですでに分かっている投資に利用できない資産」を引きます。

例えば、「この積立はマイカーを手に入れるための資金」とか、「家族全員で海外旅行へ行くための資金」「マイホーム購入のための頭金」「コロナの影響で給与が下がったための生活費の補填」などがそうですし、「この宝飾品は親から譲り受けたものだからよほどのことがなければ現金化することはできない」なども含まれます。

次に「マーケット以外の投資に使う可能性のある資産」を引きます。

例えば不動産を所有している場合、「新たな不動産投資やビジネス、事業に対する投資」に対して担保として利用できるのでこのようなものを引きます。

ここで残っている資産は、一応投資に使えるわけですが、まだ儲かるかどうか確信がないものに対して「現金化するのに手間がかかるモノ」を無理に現金化する必要はありません。

これらの「モノ」を現金化するタイミングは「儲かることを確信してレバレッジをかける場面で換金する」ようにします。

この時点で残っている現金資産がマーケットで利用できる資金となります。

さらにここから複数のカテゴリーで利用する予定がある場合に資金を按分します。

例えば、個別株に○○円、為替に○○円、投資信託に○○円・・・のように分けるということですね。

そして、新たに取り組もうと思っている投資が該当するカテゴリーの中で

すでに取り組んでいる投資やこれから取り組もうと思っている別の投資に利用する資金を鑑みて最終的に割り振られた資金が新たに取り組みたいと思っている投資に使える資金の「候補」となり、これから行う「最終審査」をパスすれば実際に使うことが可能となります。

最終審査はあなたがあなたに対して行う「質問」です。

質問:万が一の際にこの資金を失ったとしても普段の生活に影響がなく、家族にも迷惑をかけないか?

です。

これでOKであれば、その資金は問題なく新たな投資に使えます。

もし、この質問に対してNGであったり、この質問やここまでの過程に対して「煩わしい」と感じた方は・・・。

これから取り組む投資が優れたものであっても別の理由で失敗する可能性がありますので十分注意してください。


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