ズームイン・インディア~高成長が支える株価上昇(GDP統計より)

2018/09/04
 8月31日、インド統計計画実行省が2018年4-6月期のGDP統計を発表しました。実質GDP成長率は前年同期比+8.2%で、2年ぶりの+8%超となり、景気の好調ぶりが改めて示されました。

内需好調、ルピー安で輸出も大幅増加

モディ政権下で高成長が定着しつつあります。4-6月期は個人消費が前年同期比+8.6%、固定資本投資が同+10.0%と内需が好調です。また、ルピー安が輸出競争力を高める結果となり、輸出が同+12.7%と4年ぶりの2ケタ増でした。このため、純輸出(輸出-輸入)のマイナス寄与(輸入超過)が大きく縮小し、成長加速に貢献しました。

高成長は、税制、通貨制度などの改革の成果として、経済活動の効率化を促されたためと見られます。アムンディでは、2018年を前年比+7.1%と予想していますが(7月時点)、上方修正の可能性が高いです。

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新興国通貨の投資環境厳しい中、株価堅調が続く

米金利上昇やトルコリラ急落の影響で、国内経済が好調にもかかわらず、通貨ルピーは下落しています。これは新興国全般に見られるものです。

一方、インド株式は、国内経済の展望が良好なこともあり、新興国市場の中では投資資金の流入が目立ちます。この結果、予想PER(向こう12ヵ月ベース)は19倍と、やや高めです。ただし、輸出の大幅増加に見られるように、通貨安が明るい企業業績見通しの背景となっています。また、高成長予想を背景に、中長期的な企業業績見通しも良好であり、株価を底上げすると考えます。

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