結局はその後の景気次第

本日、日経平均株価は、前日比＋239.01円の21,696.65円となり、15日連続で上昇しました。開所（1949年5月16日）以来の連続上昇記録を更新しました。これまでの連続上昇記録は、61年1月11日に記録した14日で、高度経済成長の最中での記録でした。

10日以上の連続上昇記録は、今回を除くと21回です。記録を達成した後の日経平均株価の動きは右表のとおりです。1カ月後から1年後までの各期間で21回中13～16回上昇しており、確率は61～76％でした。また、下図に見られるように、長期間の連続上昇を記録すると、その半年～2年半後には景気がピークアウトする傾向があります。しかし、株価はさらに上昇し、むしろ景気がピークアウトする前の「最後の」上昇が概して大きい傾向も見られました。逆に、景気のピークにもっと近付いてから10日以上連続した場合（5～8回）は、早期に下落に転じました。

過去の例に照らすと、近々（例えば年度内に）、景気が後退期に入る、もしくは大きなネガティブイベントがない限り、日本株の投資機会はまだ失われないと思われます。次年度まで見据えた場合、景気が変調を来す公算は小さく、日本株は基本的には上昇基調を続けると期待されます。

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