アムンディ・ヨーロッパ通信~対策の判断に左右される年末商戦

2020/11/27

 

景気のカギ握る年末商戦

これから年末商戦たけなわですが、欧州各国は難しい判断を迫られています。新型コロナの感染が再拡大し、主要国が相次いで経済活動を制限したためです。長引いた場合、年末商戦が振るわず、景気全般に痛手です。小売売上高は、12月が1~11月平均より20~30%多いのに加え、年初来の伸び率の傾向と、年末に向けた消費マインドで決まると思われます。コロナ禍で3~4月に前年比大きく落ち込んだ後、リバウンドで大幅に戻りましたが、年初来ではまだ前年比マイナスであり、ここからのマインドが重要になってきます。

主要国の動向

年末に向けた経済活動制限に対する主要国の姿勢は、ドイツが飲食店営業禁止、小売店の入店制限などの措置が12月20日まで延長されました。また、イタリアでは、各地で警戒レベルが高められ(12月3日まで)、いつ緩和されるかは不透明です。スペインでは夜間外出禁止等の措置を12月上旬まで延長した州が出ています。一方、フランスでは、新規感染がピークアウトしたとして、11月28日から段階的に制限を緩和すると発表し、各国で異なる動きとなっています。

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