国際収支と国際分業の現段階②
AI革命本格化、中国優勢の国際分業に変調
~勝ち組に浮上した韓台日~
【ストラテジーブレティン(400号)】
(1) 韓台日株価の突出、台湾プレゼンスの急伸
株価の地政学、石油離れ
世界株式はイラン戦争・原油価格急騰・米中対立などの懸念を置き去りにし、史上最高値を更新している。中でもベストなのが韓台日の極東3国だが、これは意外である。韓国、台湾、日本は本来最もホルムズ海峡封鎖の影響を受けるはずなのに、また米中対立、台湾有事の直撃を受ける地域でもあるのに、何故だろうか。
あと一つの驚きは、韓台日の貿易構造の優位化がある。ほぼすべての国・地域が対米黒字を増加させつつ対中赤字を積み上げている中で、この3か国だけは、対中・対米ともに貿易黒字を続けている。特に2025年以降、米国での急激なAI投資の離陸により、3国のAI関連対米輸出、特に台湾は前年比倍増ペースが続いている。2026年に入り米国の最大貿易赤字国は中国から台湾へと変わった。
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