6月以降経済活動再開が本格化

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、欧州各国は3月から相次いでロックダウン（都市封鎖）に踏み切り、5月から外出制限を緩めるなど、慎重に経済活動再開を探ってきました。ここに来て、新規の感染確認や死亡者数の減少が鮮明になってきたことを受けて、6月以降、さらに踏み込んだ経済活動再開が見込まれています。サッカーリーグは5月16日にドイツが再開しましたが、スペイン(8日)、イギリス(17日)、イタリア(20日)が再開を決定しました。また、観光客受け入れについてはギリシャが15日再開を発表、ドイツも中旬再開に向け準備、スペインは7月以降、隔離措置を解除すると発表しました。

市場も敏感に反応

こうした動きを受けて、欧州の資本市場も経済正常化を本格的に織り込む動きが始まりました。代表的なリスク資産である株式とハイイールド債（対国債スプレッド）の両市場を見ると、5月中旬までは様子見気分でしたが、最近1週間で急速に明るさを増してきています。

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