アムンディ・ヨーロッパ通信~漂流するBrexit(今後のスケジュール、市場への影響など)

2019/03/29

12ヵ月中の結論迫られる

3月27日、英議会は、EU(欧州連合)離脱合意案に代わる様々な案を採決にかけた(法的拘束力はない)ものの、ことごとく否決しました。合意なき離脱、離脱自体の撤回、再国民投票、新たな関税同盟締結など、8つの案がありました。まさに、Brexitは漂流を始めたといっても過言ではありません。現在、EUが承認した離脱手順は、①離脱合意案が承認されたならば5月22日に離脱、②承認されない場合、4月12日までに、a.欧州議会選挙に参加するならば離脱を長期延期、b.参加しないならば合意なき離脱(再協議の可能性残る)となります。

「最悪の事態」を織り込んでない?

合意なき離脱がジリジリと迫っているにもかかわらず、英ポンド相場、英株価は年初から堅調でした。英ポンドは対米ドルで昨年末比2.2%上昇、株価(右図参照)は同7.5%上昇しています(3月28日現在)。この背景には、「最終的には合意に基づく離脱」という見方が根強いことが挙げられます。したがって、合意なき離脱が避けられなくなった場合、大幅下落のリスクがあります。もっとも、欧米金融当局が実質的に緩和姿勢に転じたことの影響も大きく、英ポンド安が英国景気を刺激する側面もあるため、下落後に反発に転じる可能性も相応にあると思われます。

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