S&J(5599)SOCサービスを中心とした売上高の拡大等により、長期的な増益継続を予想

2025/07/18

SOCサービスやコンサルティングサービス等のサイバーセキュリティ事業を展開
SOCサービスを中心とした売上高の拡大等により、長期的な増益継続を予想

業種:情報・通信業
アナリスト:大間知淳

◆ SOCサービス等のサイバーセキュリティ事業を展開
・S&J(以下、同社)は、ネットワーク監視を通じてサイバー攻撃の検出と分析、対応を行うSOCサービスと、各種コンサルティングサービス等を提供するサイバーセキュリティ事業を展開している。
・25/3期のサービス別売上高構成比は、SOCサービスが74.2%、コンサルティングサービスが25.8%となり、年間契約を基本とするストック売上は85.7%を占めた。

◆ 25年3月期決算は21%増収、21%営業増益
・25/3期決算は、20.6%増収、20.5%営業増益であった。自社製品監視を中心としたSOCサービスと、セキュリティインシデント対応支援等のコンサルティングサービスの拡大が売上増加を牽引した。

◆ 26年3月期会社計画は30%増収、23%営業増益
・26/3期について同社は、AI研究費用の計上を織込む一方、SOCサービスとコンサルティングサービスの拡大等を想定し、29.7%増収、23.4%営業増益を見込んでいる。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、25/3期実績や同社の施策等を踏まえて26/3期予想を見直し、売上高を2,452百万円→2,446百万円(前期比25.9%増)、営業利益を584百万円→554百万円(同31.8%増)に下方修正した。

◆ 両サービスの拡大等により、27年3月期以降も増益を予想
・当センターでは、25/3期実績や同社の施策等を踏まえ、27/3期の業績予想も下方修正し、28/3期の業績予想を新たに策定した。
・SOCサービスとコンサルティングサービスの売上高の拡大や、高利益率を誇るMicrosoft製品監視の売上高構成比の上昇等により、27/3期は前期比17.9%増収、24.4%営業増益、28/3期は同16.9%増収、22.2%営業増益と予想している。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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