アルトナー(2163)の第62期決算は、景気は本格回復に向かい技術者要請が旺盛。稼働人員、技術者単価が前期を上回り10期連続増収・増益

2024/04/03



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説明会開催日:2024年3月26日
代表取締役社長 関口 相三氏

◎決算概要
・売上は前期比9.4%増の101.1億円、営業利益は27.5%増の15.2億円
・経常利益27.4%増、当期純利益17.5%増。営業利益率15.1%
・主要顧客の自動車関連メーカー、半導体製造装置関連メーカーを含む、あらゆる業種において、旺盛な開発意欲が継続。当社への技術者要請が旺盛
・稼働人員が前期を上回る
・技術者単価が前期を上回る
・労働工数が前期と同水準
・’23年1月期に従業員に60周年記念手当の支給を実施したが、’24年1月期は未計上
・スタッフの増員、採用広告等の採用投資を実施
・採用・営業活動の回復に伴い旅費交通費等が増加

 

◎プライム市場の上場維持基準達成への進捗
・「流通株式時価総額」の基準が未達成であったが、諸施策を実施した結果、2024年1月末時点において、計画期間2025年1月期より1年前倒しで適合
・今後も安定的な適合のため、更なる企業価値の向上、IR活動の充実に努める
・移行基準日時点より、2024年1月末時点で、流通株式時価総額は108億円増加(3.6倍)、株価は1,154円増加(2.3倍)、1株当たり当期純利益は30.40円増加(1.4倍)
・流通株式比率の引き上げについては、株式売却に向けた大株主との協議等、既存株主の保有株式流動化を通じて一定の流通株式数を確保
・2022年4月 株式の売出しを実施し、69.7%まで流通株式比率引き上げ済
・1株当たり当期純利益(EPS)は98.99円(前期比17.5%増)。目標93.34円を上回る
・配当性向は30%をベースに50%に引き上げを2022年1月期より実施済
・総還元性向は状況を勘案し、適宜、自社株買いを検討
・ROEは25.3%。2018年1月期実績26.9%を目指す
・個人・機関投資家への情報発信の強化
・外国人投資家を意識した英文開示の推進
・非財務情報の発信

 

◎中期経営計画(’23年1月期~’25年1月期)
▽基本施策
①セグメント戦略の推進
・セグメント別戦略の構築
(採用‐教育‐配属‐制度)
・セグメント別マーケットへ
の対応の確立
・新たな専門技術領域の開拓・模索
②多種多様な人財活用の推進
・シニア・女性・外国人労働者
(留学生)の人財活用
・協力会社の活用・組織化
(請負・受託体制の確立)
▽アルトナーの持続的成長および次世代成長の考え方
・事業活動の柱に「カーボンニュートラル」を据えて、採用・教育・営業の社内体制を構築
▽経営数値目標(2025年1月期)
・技術者数1,600人

 

◎第63期第業績予想
・2025年1月期の市場環境に関して、アフターコロナに伴う本格回復は加速
・戦略重点顧客である自動車関連メーカー、半導体製造装置関連メーカーは、さらに開発スピードを高めていくと予測
・当社への技術者要請は、引き続き旺盛であると予測
・売上は前期比5.4%増の106.5億円、営業利益は11.4%増の16.9億円を予想
・経常利益10.9%増、当期純利益12.1%増を予想

 

◎安定的かつ継続的な配当の実施
・’24年1月期75.8%
・’25年1月期(予想)72.1%
・’24年1月期…普通配当(期末)37.5円。普通配当(中間)37.5円と合わせて、普通配当計75.0円
・’25年1月期…年間配当金80.0円(中間40.0円、期末40.0円)を予定。(前期比5.0円増配予想)

 


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