ダブル・スコープ(6619 東証マザーズ)

2012/06/15

リチウムイオン二次電池用セパレータを開発・製造。電気自動車・ハイブリッド車向け
電池市場拡大に期待し、積極投資を推進。主要顧客は中国の新興電池メーカー。
業種:電気機器
アナリスト:高坂 茂樹

四半期進ちょく/予定 通期財務状況 コンセンサス/目標株価 業種比較 業績トピックス

 ◆リチウムイオン二次電池用セパレータを製造
・携帯型電気機器等に採用され需要が拡大するリチウムイオン二次電池の主要部材であるセパレータを開発・製造・販売。生産拠点を韓国に置き、同国政府の外資優遇措置を享受して能力増強に注力する。
・後発のベンチャー企業だが、先行企業と同等の品質と高い生産性を武器に市場に参入。中国・米国の新興電池メーカーを顧客として獲得し、今後は日本市場でも一定のシェアを狙う。

◆スマートフォン、電気自動車向け二次電池需要に期待
・リチウムイオン二次電池の需要は、ノートPC向けで鈍化するも、スマートフォンやタブレットPC 向けが牽引し、拡大基調を持続。電気自動車の普及にはいま少し時間を要すると見込まれるが、将来への期待は高い。
・2012年6月稼働予定の3号ラインにより、生産能力は従来比5割増に。続けて13年4月竣工予定の4、5号ラインを着工、さらに能力7 割増を計画。積極的な設備投資で余力を持ち、顧客開拓を加速する意向。
・韓国産業団地公団から賃借料減免されて入居した工場用地は、現在と同じ設備ならば15号ラインまで建設可能。将来は同様の製法で、海水淡水化装置用逆浸透膜等、多様な市場に向け製品開発を進める意向

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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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