ドリコム(3793 東証マザーズ)

2012/06/05

インターネット関連技術に基づきソーシャルアプリや広告分野に事業展開。
データ重視の企画・運用でソーシャルゲームの有力プロバイダの地位を獲得。
業種:情報・通信業
アナリスト:高坂 茂樹

 ソーシャルゲームの有力プロバイダ、ブログシステム開発から転身
・ソーシャルゲームがサードパーティに開放された2009年8月に参入したソーシャルゲームプロバイダー。「陰陽師」、「ちょこっとファーム」等主要4タイトルが月商1億円強を稼いでいる。
・2006年にブログシステムのパッケージ販売や検索サイト運営を主要事業としてマザーズ上場。その後創業事業の譲渡、携帯電話の着メロ・着替え画像販売事業の買収と撤退等、大胆な事業の選択と集中を進めた結果、現在はソーシャルゲーム事業が売上高の約8割を占めている。

SAPの収益化手段・リワード広告にも注力
・同社のソーシャルゲーム事業とのシナジーが期待される、リワード広告サービスにも注力している。リワード広告は成果報酬型広告の一種で、広告閲覧者及び広告枠を提供するソーシャルアプリプロバイダ(SAP)の双方に成果が発生するサービス。SAPの収益獲得手段として注目される。
・同社のリワード広告サービス「poncan」はミクシィの公式リワード広告「mixiポイントプラス」に採用され、同社が窓口業務を一手に引き受けている。さらに当該広告枠に動画広告を配信する仕組みをナショナルクライアントに提案。テレビCMに匹敵する媒体に育成しようと試みている。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。