パラカ(4809 東証マザーズ)

2012/05/28

今期会社予想を増額修正
業種:不動産業
アナリスト:松尾十作

2012年9月期第2四半期収益は予想上積み
・車室の新規稼働がやや後ろ倒しとなっているため、売上高は期初見通しに及ばなかったが、収益が好調だったのは、既存駐車場において引き続き堅調な売上推移だったことと、利用料金の値上げが奏功したため。
・既存駐車場における堅調な売上推移は、首都圏を中心とした建築・工事需要の増加があったこと。利用料金の値上げは、3月末14,007車室中21%に相当する2,944車室において実施した。

今期業績予想を増額修正
・今通期の会社予想業績はやや慎重と思われる。これは電気料金の不透明さや関西地方を中心とした計画停電の可能性、それに伴う消費マインドの低下による消費者の時間貸し駐車場利用の抑制が考えられるためだろう。
・担当アナリストの今2012年9月期業績予想は、売上高82.6億円(前期比17.5%増、会社予想80億円)、営業利益15.1億円(同26.4%増、同14.6億円)、経常利益12.4億円(同33.2%増、同11.9億円)、純利益7.2億円(32.4%増、同6.9億円)と会社予想を増額修正した。関西以西の駐車場構成比が低いため、電力需要抑制の影響は前期より軽微と判断したため。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。