ラクーン(3031 東証マザーズ)

2012/05/02

アパレル・雑貨に特化したB to B サイト「スーパーデリバリー」を運営
業種:卸売業
アナリスト:馬目俊一郎

B to B サイト「スーパーデリバリー」で効率的な卸機能を提供
・同社は自社運営の会員制B to B サイト「スーパーデリバリー」において、 メーカーなど売り手の「出展企業」と買い手の「小売店」に「出会いの場」 を提供するほか、代金決済の代行機能や売掛債権の保障なども行う。
・スーパーデリバリーの特徴は、e マーケットプレイスならではの効率性と情 報の均一性であろう。出展企業は販路開拓の営業コストを削減できるほ か、新商品の提案などを全国にリアルタイムで発信可能。また、代金回 収はスーパーデリバリー経由で翌月決済されるため、貸倒れリスクも軽減 される。一方、会員小売店にとっては、仕入れ先の開拓が容易なうえ情 報の地域格差を無くし、豊富な商材掲載数が他店との差別化を可能とし ている。

EC 事業の「スーパーデリバリー」が同社の収益源
・事業セグメントはコア事業の「EC事業」と、2011年4月期に立ち上げた 「売掛債権保証事業」の2事業で構成される。
・スーパーデリバリーの収益構造は、サイト内で取引される商品売上高の 約10%をシステム利用料として徴収する「変動収入」と、出展企業と会員 小売店から徴収する月額固定料金など「安定収入」の2 種類。

>>続きはこちら(650KB)

一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。