綜合臨床ﾎｰﾙﾃﾞｨﾝｸﾞｽ（2399 東証マザーズ）

今期予想業績を増額修正
業種：サービス業
ｱﾅﾘｽﾄ：松尾十作

◆好調な業績推移
・2012.7期第2四半期累計は会社側期初予想を大きく上回る結果となっ た。増収効果により総利益率が大きく改善、販管費は事業子会社の統合 効果で減少。結果、営業利益は334百万円と前年同期の赤字153百万 円から488百万円の向上となった。
・今2012.7期業績のアナリスト予想は会社予想を増額修正。ＫＰＩから2010.7期受注高実績と売上高計上基準の一部変更に伴う今期の増収 要因、臨床研究支援売上高見込み額を背景に、今期予想売上高を会 社予想5,793百万円から5,900百万円とした。営業利益以下各段階の利 益予想は増収効果によるもの。配当予想は配当性向30％から会社予想1,200円を1,350円に増額した。

◆中期経営計画の進捗
・アンメットメディカルニーズ領域への対応や新規施設開拓の推進、ＣＲＣ 要員増、ＳＯＧＯ学術委員会の立ち上げなど、具体的な進行が図られて いるようだ。
・特にがん領域への注力が数字に表れている。治験数の増大がみられ、 がん認定ＣＲＣ要員の社内認定制度を設けるなど今後の成長政策も示さ れている。

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