ビューティガレージ (3180 東証マザーズ)

2014/12/29

理美容商材をビューティサロン向けにインターネット等で通信販売
スマートフォン及び携帯サイト経由の売上高が拡大傾向

業種:卸売業
アナリスト:松尾 十作

◆ ビューティサロン向けEC 業者
・ビューティガレージ(以下、同社)は、全国のビューティサロン向けに物販、 開業及び経営支援サービスをワンストップで提供している。
・14 年10 月末の登録会員口座数は約22 万口座、足元では毎月約3,500 口座のペースで増加している。

◆ 15 年4 月期上期決算は営業大幅増益
・15/4 期第2 四半期累計(以下、上期)決算は、前年同期比14.1%増収、 211.4%営業増益であった。消耗品を含む化粧品が45.7%増収となった 半面、消費税増税の駆け込み需要の反動で店舗設計事業は5.9%減収 となった。
・期初予想に対し売上高はやや下回ったが、営業利益は固定費削減効 果等で大きく上回った。

◆ 15 年4 月期予想業績
・15/4 期について同社は前期比14.4%増収、15.2%営業増益とする期初 予想を据え置いた。事業別売上高予想も修正していない。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、前期比16.2%増収、15.5% 営業増益としていた従来予想を14.6%増収、35.3%営業増益に修正した。 15/4 期上期実績を踏まえ、事業別の予想売上高を見直し、過去1 年間 に購入履歴のあるアクティブユーザ数の想定を修正したためである。
・当センターは中期業績予想についても修正した。店舗設計及びその他 周辺ソリューション事業の採算性改善が更に進むと見込んだこと等によ る。

◆ 投資に際しての留意点
・同社は15/4 期の1 株当たり配当額を未定としている。当センターは、これ を23.0 円と予想していたが、利益予想の増額に伴い25.0 円に引き上げ た。

 

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。