ハイマックス (4299 東証二部)

2014/11/21

独立系の中堅システムインテグレータ、保険業界に強みを持つ
非金融及び重点3 社向けが売上高を牽引

業種:情報通信業
アナリスト:松尾 十作

◆ 中堅の独立系システムインテグレータ
・ハイマックス(以下、同社)は、独立系の中堅システムインテグレータで、 金融、なかでも保険業界向けシステムに強みを持っている。
・同社のサービスは、コンピュータシステムの企画、設計、開発であるシス テム・ソリューションサービス分野とシステムの稼働後に提供するシステ ム・メンテナンスサービス分野で構成されている。

◆ 15 年3 月期上期決算は前年同期比15%増収、21%営業増益
・15/3 期第2 四半期累計(以下、上期)決算は、前年同期比15.3%増収、 21.2%営業増益であった。売上高では非金融向けが増収に貢献した。
・同社の期初予想に対する達成率は、売上高で103.1%、営業利益で 114.5%であった。

◆ 15 年3 月期業績予想
・15/3 期業績について同社は、売上高10,000 百万円(前期比7.2%増)、 営業利益710 百万円(同0.5%増)の期初予想を据え置いた。当期純利 益については、退職金関連の特別利益が見込まれるため、443 百万円 から629 百万円(同53.3%増)に修正した。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、15/3 期上期実績を踏まえ、 売上高10,300 百万円(前期比10.4%増)、営業利益760 百万円(同 7.6%増)を予想する。上期よりも下期の売上高が大きくなる傾向があるた めである。

◆ 投資に際しての留意点
・同社の配当政策は、安定的かつ適正な利益還元の継続を基本としてい る。同社は15/3 期の1 株当たり配当金を年間25 円と予定しており、当セ ンターも同額を予想する。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。