エニグモ(3665 東証マザーズ)

2014/10/17

15 年1 月期上期は会員数の順調な伸びにより大幅な増収増益
認知拡大や利便性向上による会員数拡大が業績の伸びを牽引する見通し

業種:情報・通信業
アナリスト:柴田 郁夫

◆ C to C 型のショッピング・サイトを展開
・エニグモ(以下、同社)は、C to C 型のソーシャル・ショッピング・サイト 「BUYMA(バイマ)」の運営を主力事業としている。
・世界109 カ国に在住する約6 万人のパーソナルショッパー(出品者、 主に海外在住の日本人)を組織化して幅広い品揃えを可能としたことが、 ファッション感度の高い消費者に支持され高い成長性を実現してきた。

◆ 15 年1 月期上期は大幅な増収増益
・15/1 期第2 四半期累計(以下、上期)決算は、前年同期比36.9%増収、 同62.7%営業増益で、会員数の伸長により大幅な増収増益となった。
・TV や雑誌等への露出による認知拡大やパーソナルショッパーの育成 及びサービス拡充による利便性向上等が会員数拡大に貢献した。

◆ 15 年1 月期通期業績も引き続き好調に推移する見通し
・15/1 期業績予想について同社は、期初予想を据え置いており、売上高 は前期比30.5%増、営業利益は同17.4%増を見込んでいる。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、前回レポート(14 年2 月)の15/1 期業績予想を増額修正した。売上高、営業利益ともに同社 予想を上回る水準を見込んでいる。上期実績や会員数の伸びを勘案 すると、同社予想は保守的であると判断した。

◆ 中期業績予想
・当センターでは、中期業績予想についても前回予想を増額修正すると ともに、新たに17/1 期の業績予想を策定した。
・新たな市場創出により、会員数拡大の余地がある「BUYMA」事業が、 同社の中期的な成長を牽引すると予想され、17/1 期までの成長率とし て、売上高が年率34.1%、営業利益は同36.1%と見込んでいる。
・また、新規事業「STULIO」や海外展開の進展が中期的な業績の上振 れ要因となる可能性も考えられる。


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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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