栄光ホールディングス (6053 東証二部)

2014/08/29

上場する学習塾では売上高トップ、総合力が強み
15 年3 月期の第1 四半期の期中平均生徒数は会社想定を下回る

業種:サービス業
アナリスト:松尾 十作

◆ 上場学習塾のなかでは売上高トップ
・栄光ホールディングス(以下、同社)は、「栄光ゼミナール」や語学教室 「シェーン英会話」を中心に事業を展開している。上場する学習塾のなか では売上高トップである。

◆ 14 年3 月期は連結会社数増が増収に貢献
・14/3 期決算は、売上高42,141 百万円(前期比0.3%増)、営業利益4,284 百万円(同5.0%増)であった。新たに2 社を連結したことで増収を確保し た。利益面は教育ソリューション事業を中心にコスト削減が奏功した。
・15/3 期第1 四半期決算は、売上高8,909 百万円(前年同期比0.8%減)、 営業損失71 百万円(前年同期は41 百万円の利益)で、期中平均生徒 数は学習塾部門64,183 名(同4.4%減)、語学教育部門20,787 名(同 3.8%増)であった。

◆ 証券リサーチセンターは15 年3 月期の営業減益を予想
・15/3 期について同社は、売上高43,000 百万円(前期比2.0%増)、営業 利益4,380 百万円(同0.7%増)を見込んでいる。期中平均生徒数は学習 塾部門で14/3 期並み(69,542 名)、語学教育部門は前期比数%増を想 定している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、売上高42,000 百万円(前 期比0.3%減)、営業利益4,100 百万円(同4.3%減)と予想する。期中平 均生徒数は、学習塾部門で68,500 名(同1.5%減)、語学教育部門は 21,500 名(同5.8%増)と想定した。

 ◆ 投資に際しての留意点
・1 株当たり配当金は、14/3 期では業績が好調であったことから13/3 期比 1 円増の年25 円配を実施した。15/3 期について同社の予想に倣い当セ ンターも年26 円配と予想する。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。