インフォマート (2492 東証マザーズ)
フード業界向けB to B プラットフォーム「FOODS Info Mart」が事業の柱
ASP 受発注システムを核にストックである顧客数の積み上げが進む
業種:サービス業
アナリスト:馬目 俊一郎
◆ フード業界特化のB to B プラットフォームが成長ドライバー
・インフォマート(以下、同社)は、フード業界に特化したB to B プラットフォ ーム「FOODS Info Mart」の運営を主力事業としている。成長ドライバー のASP 受発注システムは、日々の受発注業務を司ることから既存顧客が 新規顧客を呼び込む正のスパイラルが働き、ストックである顧客数の積 み上げが順調に進んでいる。
◆ 14 年12 月期上期決算は58.4%営業増益
・14/12 期第2 四半期累計(以下、上期)決算は、売上高が前年同期比 14.4%増の23.6 億円、営業利益は同58.4%増の8.4 億円であった。売上 面ではASP 受発注システムやASP 規格書システム、ASP 商談システム で構成されるFOODS Info Mart 利用企業数が増加したほか、ASP 受注・ 営業システムも取扱高が伸長した。利益面では増収効果に加え減価償 却費の減少が利益を押し上げた。
◆ インフォマートは期初の14 年12 月期計画を据え置き
・同社は14/12 期について、期初計画を据え置き、売上高が前期比20.1% 増の52.1 億円、営業利益は同85.9%増の20.3 億円を見込んでいる。 ASP 受発注システムの牽引でFOODS Info Mart の取扱高が順調に拡大 しているほか、ASP 受注・営業システムも一部の卸と基幹システムのデー タ連動が可能になるなど、将来の取扱高拡大に向けた施策が進行して いる。
◆ 証券リサーチセンターも前回予想を継続
・上期は各事業セグメントの進捗にバラつきがあるものの、全体としては想 定内で推移したことから、証券リサーチセンターも前回レポートの業績予 想を継続し、14/12 期は売上高が前期比13.2%増の49.1 億円、営業利益 は同81.9%増の19.9 億円を見込む。