トレジャー・ファクトリー(3093 東証マザーズ)

2014/05/16

総合型と服飾雑貨のリユース専門ショップを首都圏と近畿圏で展開
物流センターの拡張移転効果等で既存店が好調、5 期連続営業増益を達成

業種:小売業
アナリスト:松尾十作

◆ 総合型と服飾雑貨のリユース専門ショップを展開
・トレジャー・ファクトリー(以下、同社)は、リユース専門ショップを展開して いる。店舗形態は総合リユースの「トレジャーファクトリー」、服飾専門リユ ースの「トレジャーファクトリースタイル」、古着アウトレットの「ユーズレット」 の3 業態がある。競合企業の多い本やゲームは取り扱っていない。

◆ 14 年2 月期は二桁増収増益
・14/2 期決算は、14.3%増収、12.9%営業増益で、19 期連続増収、5 期連 続営業増益であった。物流センター拡張効果による電化製品、家具の 復調等で既存店売上高は前期比4.1%増と好調であった。
・直営店舗数は7 店舗の出店で14/2 期末69 店となった。店舗リニューア ルにも積極的に取り組み、4 店で増床もしくは大幅なレイアウト変更を行 った。

◆ 15 年2 月期業績予想
・15/2 期について、同社は10.8%増収、4.3%営業増益を見込んでいる。既 存店売上高は前期比横ばいを想定、新店は10 店舗を計画している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、12.8%増収、11.3%営 業増益を予想する。既存店売上高は前期比4.0%増、新規出店は13/2 期及び14/2 期の実績を踏まえて8 店舗を想定している。
・当センターでは、前回レポートの中期業績予想を見直すとともに17/2 期 業績予想を新たに策定した。17/2 期は売上高11,800 百万円、営業利 益933 百万円を予想する。

◆ 投資に際しての留意点
・同社は、配当性向に関する方針を明示していないが、利益成長に伴い 増配による株主還元も積極的に取り組むと思われる。15/2 期は、年22 円、 16/2 期以降も増配が続くと当センターでは見込んでいる。

 

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。