ミサワ(3169 東証マザーズ)

2014/04/18

20 歳代~30 歳代の女性を対象としたカジュアル家具を販売
15/1 期は堅調な既存店売上高と新規出店効果により前期比22%営業増益へ

業種:小売業
アナリスト:松尾十作

◆ カジュアル家具を全国展開
・ミサワ(以下、同社)はカジュアル家具販売及びフレンチレストランを運営 している。主要顧客層は20 歳代~30 歳代の女性である。独自ブランドの 商品企画、生産委託、直販体制が強みとなっている。
・カジュアル家具のブランド力と商品力の向上、多店舗展開及びオンライ ンショップで持続的な成長を目指している。

◆ 14 年1 月期は23.0%増収、31.5%営業増益
・14/1 期決算は、売上高6,320 百万円(前期比23.0%増)、営業利益501 百万円(同31.5%増)であった。主力のカジュアル家具物販(unico)事業 において、関東圏の新規出店店舗が売上高を牽引し、増収効果で営業 大幅増益であった。

◆ 15 年1 月期の業績予想
・15/1 期について同社は、売上高7,404 百万円(前期比17.2%増)、営業 利益613 百万円(同22.2%増)を見込んでいる。unico 事業において、 既存店売上高予想は前期比1.5%増である。新規出店は、4 店〜5 店を 見込んでいる。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)も、15/1 期業績予想において、 従来予想を修正し、同社予想と同じ水準を見込んでいる。14/1 期の新規 店舗の好調を見込み、売上高予想を増額修正した一方、契約社員約 200 名を販売職正社員としたこと等の固定費負担増を鑑み、利益予想 を下方修正した。

◆ 投資に際しての留意点
・同社は新規出店による事業規模の拡大及び財務基盤の強化を目的に、 内部留保の充実を優先させるため、無配を継続する予定である。株主優 待制度では、店舗での購入を対象とした割引券に加え、5,000 円相当 分の限定商品もしくは同社レストランの食事券などを配布している。

 

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。