ワイヤレスゲート(9419 東証マザーズ)

2014/03/14

アグリゲーターとしては国内最大手
モバイルインターネットサービスの増収により売上総利益率が低下傾向へ

業種:情報・通信業
アナリスト:松尾十作

◆ 高速ワイヤレス・ブロードバンドサービスを提供
・ワイヤレスゲート(以下、同社)は、通信インフラを所有しない仮想移動体 通信事業者(MVNO:Mobile Virtual Network Operator)として複数の無 線通信事業者から通信インフラを借り受け、高速ワイヤレス・ブロードバ ンドサービスを、個人向けにワンストップで提供しているアグリゲーターで ある。

◆ 13 年12 月期は売上総利益率の低下を販管費率の低下でカバー
・13/12 期決算は、売上高7,055 百万円(前期比28.3%増)、営業利益785 百万円(同31.6%増)であった。売上総利益率は30.7%と前期比2.1%ポ イントの低下となった。採算性の低いモバイルインターネットサービスの 増収率が高かったためである。一方で、販売費及び一般管理費の 72.8%を占める販売代理店に支払う手数料が、会員の増加率(同20.0% 増)ほど伸長しなかったため、営業利益率は改善した。

◆ 14 年12 月期営業増益率は増収率に見劣り
・14/12 期について同社は、売上高8,509 百万円(前期比20.6%増)、営業 利益900 百万円(同14.6%増)を見込んでいる。営業利益率が悪化する のは、13/12 期同様に、採算性の低いモバイルインターネットサービスの 増収率を高く見込んでいるためである。支払手数料予想の開示はない。
・証券リサーチセンターは、従来予想を下方修正し、同社予想と同水準の 業績を予想する。KPI であるワイヤレス・ブロードバンド事業の会員数は 14/12 期末約50 万人を想定した。

◆ 投資に際しての留意点
・13/12 期の期末配当金は、20 円の普通配当に加え創立10 周年の記念 配当5 円を加え年25 円配と初めて配当を実施する予定である。配当は 前年を下回らないというのを基本スタンスとしており、14/12 期も年25 円の 配当を計画している。

 

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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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