日本ハウズイング(4781 東証二部)

2013/12/20

マンション管理で業界トップクラスの独立系不動産管理会社
14/3 期上期は管理戸数拡大や修繕工事受注増により会社予想を上回る増収増益

業種:不動産管理業
アナリスト:柴田郁夫

◆マンション管理の委託替えを中心とした受注獲得に強み
・日本ハウズイング(以下、同社)は、マンション管理事業を主力とする独 立系の不動産管理会社である。
・既存マンションにおける管理業務の委託替えを中心とした受注獲得に 強みをもち、国内単体のマンション管理戸数は業界トップクラスの約 39.2 万戸を誇る(13/9 末現在)。

◆ 14 年3 月期上期決算は同社予想を上回る増収増益
・14/3 期第2 四半期累計(以下、上期)決算は、売上高36,108 百万円 (前年同期比10.3%増)、営業利益1,969 百万円(同20.1%増)と同社 予想を上回る増収増益決算となった。
・マンション管理事業が管理戸数の順調な増加により伸長したことと、営 繕工事業が想定以上に好調であったことが増収に寄与した。

◆ 証券リサーチセンターは14/3 期予想を会社計画まで増額修正
・14/3 期予想について、同社は売上高72,000 百万円(前期比2.8%増)、 営業利益4,310 百万円(同1.4%増)と、期初予想を据え置いた。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、前回レポート(13 年6 月 発行)の時点で同社予想よりも保守的な水準を予想していたが、営繕 工事業が想定以上に伸長していることから、同社予想と同水準に増額 修正した。

◆中期業績見通し
・当センターでは、14/3 期予想の増額修正を踏まえて、中期業績見通し についても営繕工事業の予想を増額修正した。他の事業の業績見通 しに変更はない。
・管理戸数の着実な伸びが同社の中期的な成長を牽引する見通しであ る。当センターでは16/3 期までの成長率を、売上高で年率3.9%、営 業利益で同3.6%と見込んでいる。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。